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ワクチン接種の電話予約につながるまでリダイヤルする「コロナコール」休止へ 批判寄せられ

嫌がらせや迷惑行為ではないかとの指摘が相次いでいた。

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 コロナワクチンの電話予約へつなぐためのクラウド型の電話取次ぎサービス「コロナコール」が、開始まもなく休止すると発表した。

コロナコール休止

 コロナコールが6月から提供を開始していたもので、ユーザー登録することなく自治体などから通知された受付先の電話番号を入力するだけで利用でき、予約受付の電話窓口につながれば報酬として利用料金を支払うというサービスだった。

 しかし、リダイヤルで接続を何度も試みるという方法が「自治体への威力業務妨害ではないか」「DDoS攻撃では?」との指摘が多数寄せられ、「個人での運営には負担が多すぎる」として、サービスの運用を継続するのは難しいと判断した。

 サービス休止について「なんらかの嫌がらせ行為、迷惑行為を行う意図はありません。当方の説明不足が原因ではありますが、複数の回線から一気に(一瞬で)架電をするようなイメージを持たれた方も居たようで、この点は反省しております」とコメントしている。

 コロナコールが用意した最大100チャンネルの電話回線の中から任意の1回線で架電し、つながればその回線を利用者の電話へ接続する仕組み。

 最初に架電した回線が呼び出し中、通話中、その他の理由で接続できなかった場合、5秒のインターバル(約1.8秒ごとに接続を試みるオプションあり)を置いて次の架電を開始する。リダイヤルを自動で約3分ほど行い、呼び出しが成功すれば通話ができる、というサービス内容だった。

 「あったら便利だな、と個人的に思うサービスを実装したので、他にも使いたい方は居るだろうと思いサービスとして公開しましたが、個人での運営には負担が多すぎるために誠に勝手ですが休止させていただきます」(コロナコール)

コロナコール休止

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