川だけで日本列島を描いてみた結果が興味深いとTwitterで話題になっています。
水系で色分けされた河川のみで浮かび上がってくる日本の姿。さまざまな見方ができますが、第一印象として「血管」のようだと感じる人の声が多く上がっているように、はっきりと可視化された様はインパクトがあります。
投稿したにゃんこそば(@ShinagawaJP)さんが述べているように、全体を眺めていくと、日本の真ん中辺りにある「天竜川」から力強さを感じたり、関東の「利根川」や北海道の「石狩川」の広がり、東北の「北上川」の規模に改めて驚いたり。どれも地図などで見るのとはまた違った印象を覚えます。
水系を塗り分けたことで分水界もわかりやすく、山の形がうっすら浮かぶ様子もまた面白かったり。スレッドではさらに、うっすら地形を加えたバージョンも公開。にゃんこそばさんの「上流では毛細血管のように谷筋を走り、下流では大動脈となって海に注ぐ。水流(侵食・運搬・堆積)の力加減が美しい」という表現がステキです。また「海に出られない淡水魚にとって、別の水系は宇宙のごとく遠いのかも…」という魚から見た視点もなんだかロマンがあります。
なお、今回の画像の注意点として、機械的に認識した河川データを使用しており、近接している河川が同一水系と判定されているものもあります。にゃんこそばさんはその後、一部修正したバージョンも公開しています。
Twitterでは「おもしろい!」「見ていて飽きません」や、ユニークな視点からの新しい気づきに「ドキドキしました」との声が寄せられており、日本の河川に興味を持つきっかけにもなっているようでした。ちなみに、同ツイートのスレッドでは、他にも日本の河川の流域を塗ってみた結果や、比較するのが面白い海外バージョンも公開中です。
にゃんこそばさんは以前に公開した「任意の場所から5分・10分・15分圏が分かる地図」が話題に。最近では日本の「うどん屋・そば屋の分布」マップや、「コンビニ勢力図」を公開して注目を集めています。
画像提供:にゃんこそば(@ShinagawaJP)さん
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人口の多寡から地形が見えてくる不思議。