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少し不思議な目を持った女の子の漫画が、読者の涙を誘っています。作者は漫画家の高瀬雛(@hina0123511)さん。
時は大正。幼い頃に母を亡くして以来、八重子は父と妹から「呪われた子」として、忌み嫌われていました。八重子は盲目ながら、人を色として捉えることができます。例えば「妹の縁談相手に色目使うなんて」と、憎々しげに八重子をせっかんしている妹は、深く、暗く、冷たい青い形をしています。
妹の縁談相手であるノエルは、財閥の御曹司ながら“異人”のような見た目。妹は「あんな目と髪して」と罵りますが、八重子の目に写ったノエルは、今まで出会ったことのないような暖かくて優しい色でした。人目を避けて生活している八重子に同情するのは、彼もまた自分の見た目への負い目があるためです。
報われない人生だと思っていた八重子の前に現れた、暖かくて優しい色の持ち主。しかし、ひかれた相手にまた会いたいと思っていた矢先、妹から縁談がまとまったことを聞かされてしまったのでした。
同時に、今までのことを誤りたいという妹。その言葉を受け入れ一緒に出掛けるのですが、妹は目の見えない八重子を置き去りにしてどこかに行ってしまいます。そこに寄ってくる、怪しい男たち。八重子は一体どうなってしまうのか。
読者から「すてき……」「泣きました」などの声を呼んだ、切なくてはかない八重子の恋の行く末はどう展開していくのか。漫画の続きで確認してみてください。
作品提供:高瀬雛(@hina0123511)さん
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