エスパーと科学者の娘の数奇な運命を描いた漫画「エスパー少女が花嫁を奪いにくる話」が、シリアスとギャグが入り交じった怒とうの展開で人気を集めています。作者はWebで創作漫画を公開しているジョハン(@moji_moji_johan)さん。
エスパーであるため研究所に隔離されている輝里(きらり)。友達が欲しいという彼女のもとへ、研究所で働く教授の娘、茜が連れてこられます。心が読める故に怖がられている輝里に、怖がらずに接する茜。2人は程なくして仲良くなりました。
いつか研究所から出られるよう、自分の力をコントロールする訓練を受けている輝里。外へ出られるようになって、茜といろんなところに行きたいという一心で訓練を頑張っています。いつか研究所を出られたら茜とケッコンしたい――そんな輝里の願いを受け入れてケッコンの約束を交わす茜。しかしある日突然、輝里は容態が急変して帰らぬ人になったと、茜は母から告げられます。
それから10年、科学者になった茜は研究費のために金持ちと結婚しようとしていました。全ては死者を生き返らせる薬を作るため。まだ研究所で冷凍保存されているはずの輝里の体をよみがえらせるのが研究の目的でした。
そしていよいよ結婚式当日、茜の目の前に死んだはずの輝里が現れたのです。
――と、基本的には壮大でシリアスなストーリーのはずなのですが、各所にちりばめられたギャグや小ネタでシリアスさが爆発四散。怒とうのテンポで展開する物語にツッコミが追いつきません。「絶妙にシリアスをぶち壊してくるノリとテンポの良さ、癖になります好きです」「いいお笑いを見た時の気分と関係性の尊さで楽しいです」「ギャグセンスが凄いから気が散って仕方ない(誉め言葉)」など、独特の世界に引き込まれた読者から賞賛が寄せられています。
作品提供:ジョハン(@moji_moji_johan)さん
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