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10年務めた会社をパッとしないまま辞める――職場の別れを実話をもとに描いた漫画が温かい気持ちになります。
主人公の佐倉は10年働いた職場を退職。多くの社員が見送りに来ました。仕事で大きな成果が出せなかったと思う佐倉は、仕事を教えてくれた石川にお礼を言いつつ、「何もお返しができず、申し訳ありません」と謝ります。
すると、石川は佐倉が誰よりも早く電話を取ってくれたり、忙しいときにいつも手伝ってくれたりしたことなどをあげ、「私はあなたに充分すぎるものをもらいました」と感謝の言葉を述べます。
さらに、「こんなにみんながお見送りするの あなたの人柄のおかげでしょ?」と言う石川。目立つ活躍はできなかった佐倉でしたが、自分がたくさんの人から慕われていたことに気づきます。
晴れやかにほほえみ、もう一度「ありがとうございました」と礼をする佐倉。「パッとしない10年も案外悪くないもんだ」という気持ちで、職場を後にしたのでした。
漫画に感動した人からは「心がじんわり温かくなりました」「すてきなお話」というコメントが寄せられていました。また、「辞めるって伝えた時に、私の頑張りを見ていてくれた人たちがたくさんいてうれしかった」と自分の経験に重ね合わせた人も。
漫画の作者はもろこし(@sis_morokoshi)さん。もろこしさんは、オタクの兄と暮らした10年間の思い出などをフィクションを交えつつ漫画化した「もろこしなる妹日記〜ゆるオタ兄妹同居漫画〜」をTwitterやブログ、Instagramに投稿しています。
作品提供:もろこし(@sis_morokoshi)さん
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