「怪を話せば怪至る」。古くから伝わる言葉で、語り終えると本物の怪異が現れる「百物語」のように、怪談は時に“何か”を呼び寄せるとされています。ところでこの怪談に映像は含まれるのでしょうか。
今回ご紹介する作品は、怖いビデオを見た後に体験した奇妙な思い出を描いたもの。漫画の作者はヨナ(unknown.1135y)さんです。
ご自身は覚えていないそうですが、お姉さんとその先輩たちが、小学生のヨナさんと一緒に体験したお話。その日はヨナさんの家に集まり、皆で怖いビデオを鑑賞していたそうです。
1本のビデオが終わった後、ヨナさんはトイレへ行きたくなりました。一人きりで向かうのは怖いけど、我慢し続けるわけにもいきません。部屋のドアの鍵は閉めないでよ、と念を押し、ヨナさんはトイレへ駆け出したのでした。
ところで当時のヨナさんの家では、夜中に足音が聞こえる、ドアが勝手に閉まるなど、奇妙な現象がたびたび起こっていたそうで……ヨナさんはそれをひどく怖がっていたとのことです。
怖がるヨナさんを見送ったお姉さんたちは、いたずらを仕掛けてやろうと全会一致。絶対に閉めないでほしい、と念を押されたドアの鍵を閉め、息を潜めるのでした。
やがて大きな足音が聞こえ、ドアノブがガチャガチャと回されます。ヨナさんが怖がり慌てていると見て、笑いをこらえつつその様子を見守るお姉さんたちでしたが……しばらくした後、ドアノブの動きがピタリと止まりました。
お姉さんたちはドアの鍵を開けて「入れるよー?」と声をかけますが、なぜかヨナさんが部屋に入ってこようとしません。あんなに怖がっていたのになぜ……? おかしいと思いながらお姉さんがドアを開けると、そこには……。
気になる続きと結末は、漫画を読み進めてお確かめください。
作品提供:ヨナ(unknown.1135y)さん記事:たけしな竜美(@t23_tksn)
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あなたの夢にこの「怪異」が訪れるのは、今夜かもしれません。