「551蓬莱」や「ぎょうざの満洲」の繁盛の秘密は？ ビジネスの工夫を探る新書『強くてうまい！ ローカル飲食チェーン』発売

ローカルチェーンならではの戦略が分かる1冊。

[沓澤真二，ねとらぼ]

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

　大阪の「551蓬莱」や埼玉の「ぎょうざの満洲」など、地方の飲食チェーンにスポットライトを当てた新書『強くてうまい！　ローカル飲食チェーン』が、PHPビジネス新書に登場しました。価格は1210円。

『強くてうまい！　ローカル飲食チェーン』書影

　著者はかつて日本テレビ「秘密のケンミンSHOW」でリサーチを務めた、放送作家・ライターの辰井裕紀さん。地域に密着したメニューやサービスにより、全国チェーンと互角以上の業績を上げるローカルチェーンに注目し、現地へ足を運んで取材した成果を収めています。

　著者がフォーカスしたのは、福田パン（岩手県）、551蓬莱（大阪府）、ばんどう太郎（茨城県）、おにぎりの桃太郎（三重県）、ぎょうざの満洲（埼玉県）、カレーショップ インデアン（北海道）、おべんとうのヒライ（熊本県）の7件。店の稼ぎ頭となるメニューや、全国チェーンへの対抗手段、ローカルチェーンとしての強みや全国進出しない理由など、各チェーンの繁盛を支えるビジネスの工夫を明らかにしています。

おみやげの豚まんでおなじみの551。全国に出店しないのは、本部の目が届く範囲内で商売することで、品質を保てるからだという

「社長がぎょうざを包むのがヘタだったからこそ、機械による合理化がいち早く進んだ」というぎょうざの満洲

ちくわにポテトサラダを詰めた「元祖 ちくわサラダ」や、のり弁の要素が全て詰まったおにぎり「片手でのり弁」など、独特のメニューが光るおべんとうのヒライ