よくいわれる、「英国は料理がまずい」といううわさが本当か現地へ確認しに行った漫画が、大変参考になる内容となっています。まずいものばかり食べることになる覚悟で向かった先で待っていたのは、味の「断崖絶壁」でした。
この漫画を公開したのは、ルカさん(@962luca)。英国へ旅行に行けることになったため、「英国メシうまいまずい論争」に主観で参加できるとワクワクしながら向かいました。
入国後、最初にとった食事は、カフェのアフタヌーンティー。内心恐怖を抱きながらもスコーンを口にすると、外さく中フワで「人生で一番うまい」というほどの美味でした。ミルクティーも同じく大変おいしかったそうです。
英国食が“イケる”と感じたルカさん、続いて一緒に並んでいたケーキを選択しました。こちらを口にした瞬間の感想は、「ド漢方」。ハーブ的な味が香り付けというレベルではなく、存在そのものが漢方の「漢方ケーキ」だったのです。とても食べられないというルカさんでしたが、同行の友人が「太田胃散得意だからギリいける」と食べてくれたのでした。太田胃散のような味のケーキ……。
後日、ホテルレストランでコース料理をいただくルカさんたち。サラダもパンもおいしかったしここは大丈夫そうとじゃがいものスープを口に入れた瞬間、「ド草(ハーブ)」味がルカさんたちを襲う!
どうやらスープ内に入った“豆苗のような物”のクセが非常に強いらしく、この草をどかしていただこう……と思ったら「分け入っても分け入っても青い草」状態。どうやら添え物ではなく、メインの具材だったようです。本当に食べて良い草なのかと思いながら横に目をやると、最終兵器の友人も「さすがに無理」とギブアップ。さらに同じテーブルに座った他の客たちも「無理よね」「分かる」と全員ギブアップしてしまうのでした。
しかし、この後出てきたメインディッシュのビーフシチューは、非常に美味だったのです。添えられたマッシュポテトもおいしく、「草が入ってない」「何だったんでしょうねあの草」「じゃがいもだけで良くない?」と全員草がトラウマになっていたのでした。
こうした経験からルカさんが感じたのは、「英国料理はまずいというより断崖絶壁」という感想。別の国に旅行に行った際はどの料理も平均的にある程度おいしかったのに対し、英国料理はおいしさをグラフにするとものすごい上下にブレるということでした。
漫画ではこの後も、「友人が『炭』味のジュース買ってきた」「イギリスで一番おいしかったのはドイツ料理」など、現地のさまざまな食事事情が描かれています。気になる方は、ぜひ読んでみてください。
ルカさんは、産業革命後イギリスを舞台のモデルにした魔法学校転職師弟ファンタジー小説も執筆中。小説投稿サイトで掲載中です。
作品提供:ルカさん(@962luca)
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