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東日本旅客鉄道(JR東日本)千葉支社と千葉ステーションビルが10月15日、銚子で獲れた鮮魚を旅客特急列車で千葉駅へ運ぶ、貨客混載の実証実験を実施します。
こちらは、旅客列車の定刻運行や速達性を生かし、旅客需要の増減に応じてこれまで旅客専用だった列車を物流にも活用する取り組みです。JR東日本は別途、新幹線を用いた荷物の当日即配サービス「はこビュン」(関連記事)なども開始しています。
実証実験は、銚子駅を11時22分に発車する東京行き特急「しおさい8号」を使い、当日の朝に銚子で獲れた鮮魚を「駅員」が荷物受け付け・積み込みして12時38分着の千葉駅まで運び、駅ビル・駅ナカの店舗で即売する流れ。最少人数でのオペレーションで一度に輸送できる量などを確認し、早期の実サービス化につなげたい考えです。
感染症の流行を機に旅客・物流需要や生活様式が変わったがゆえの「貨客混載」の復活、新たなニーズとともに今後あたり前になってくるかもしれませんね。
(大泉勝彦)
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