シュワシュワしない“粉のタンサン”の正体 小学生「シロップに混ぜたらソーダになるのでは?」 → ならなかったし親にも激怒されたワケ
大人目線で見ると怒ってしまう気持ちも分かるかも。
仕方がない側面もあるからなかなか怒られにくいけど、本当にアカンことをやってしまうと……というのが「知らなかった」という失敗の仕方。そんな体験談を伺う本企画、今回は「粉末の“タンサン”」のお話です。
いくら入れてもシュワシュワしない“タンサン”の正体
小学生のころ「このまま殺されるのでは」と思ってしまうくらい、母親に怒られたことがありました。
確か私が小学5生生だったころ、台所で「タンサン」と書かれた小さな箱を見つけたんです。それを見て「かき氷のメロンシロップに、このタンサンを混ぜたら、シュワシュワなメロンソーダになる!」とアイデアを思いつき、早速試してみました。
―― どうなりました?
期待に反して、全くシュワシュワな泡が立ちませんでした。「あれ? タンサンをもっと入れたら泡立つのかな?」と思って、箱の中身を全部入れてみたのですが、それでもやっぱり泡は立たず……。
そして、「おかしいなー」と思いつつ飲んでみたところ、めちゃめちゃマズかったんです。
ナイスアイデアが不発に終わってガッカリしていたところに、母が買い物から帰ってきました。
これまでの一連の流れを説明したところ、それはそれはビックリするほど叱られました。今まで生きてきたなかで、一番叱られた瞬間でした。
「タンサン(重曹のこと。タンサンは商品名などに用いられる)は、一度に全部使うものではない」と怒られたような覚えがあります。
―― 大人視点で考えると「もしも子どもが過剰摂取していた場合、どうなるのかよく分からない」「そういうものをうかつに扱わないでほしい」など、ヒヤッとしそうな出来事ではありますからね。
ちなみに、私が「重曹にはクエン酸など酸性のものを混ぜないとシュワシュワにならない」と知ったのはつい最近のことです。
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