Zoomでトークイベントを催したら、実家の様子が参加者全員に公開された……!? 地獄のような状況を描く実録漫画が、気の毒ながら笑ってしまいます。作者はテレ東社員にして漫画家の真船佳奈(@mafune_kana)さん。
真船さんはオンラインでの講演が決まったものの、人が全然集まらなかったらどうしようと不安でいっぱい。少しでも枠が埋まればと友人や家族に声をかけたのですが、ITにうといお母さんまで誘ったのが悲劇の入口でした。
心配は杞憂に終わったようで、イベント当日には100人ほどが集まりかなりの盛況。参加者のアイコンやがずらっと並ぶ画面を見て、真船さんはひとまず安心しますが、その1つに、見覚えがありすぎる絵面を見つけて大いに驚くことになりました。
それは、不慣れながらもZoomにアクセスしたお母さんの画面。カメラはオンのうえ、アカウントが本名で作成されており、乱雑とした部屋やら母のすっぴんやら、何もかも丸出しです。
「お母さん!! カメラを……止めてくださいー!!」――これ以上個人情報をばらまかれる前に母を止めなければと、真船さんは恥を忍んで絶叫し、チャット欄をざわつかせることに。名字から状況を察したお客さんたちは、「本当だ! 真船さんのお母さんだw」「Zoom初めてなのかな笑 大丈夫です」などと温かく迎えてくれましたが、当のお母さんはいっこうにカメラを切りません。いったいどうして……?
実は、お母さんの端末は、余計なカメラは入っているというのに、肝心なオーディオが切れていて何も聞こえていなかったのです。さらに、これを電波状況のせいだと勘違いしたお母さんは、入りの良い場所を探してうろうろ。実家のあちこちが映り込み、真船さんの傷口をどんどん広げていきます……生きろ。
こんな強い逆風の中では、話すことも満足にできなさそうなものですが、けがの功名というべきか、真船さんはかえってリラックスして講演をやりとげられたとのこと。お母さんはどうしたかというと、Zoomが何も分からないままひっそり退出していたということです。結果的に、親子愛の話になったってことでいいのかな……。
作品提供:真船佳奈(@mafune_kana)さん
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