大好きな夫が浮気しないかと心配するあまり、自分の顔入りパンツを作ってはかせようとする妻の漫画が、「愛があふれている」「狂いすぎていて好き」と好評です。テレ東社員にして漫画家の真船佳奈(@mafune_kana)さん(関連記事)が描く、マジと狂気の実話。
夫が好みのタイプだという女性は、自分以外にもいるのではないか? 急にそんな妄想にかられた真船さん。万一に備えて「この人は私のものだ」とアピールしなくてはと思い立ち、自分の顔写真入りパンツの製作を決断します。
ネットで作り方を検索してみると、自分の願望通りのパンツをオーダーメイドできるサイトがあっさりヒット。ニーズを満たすサービスがあるからには、きっとよくある発想なのだろうと、真船さんはそこそこ自覚していた己の狂気を正当化して安心します。
自分の気持ちを肯定できたことで止まらなくなり、真船さんは全力でパンツのデザインに着手。自分とネコちゃんをあしらったもの、びっしり自分の顔で埋め尽くしたもの、自分が股間の部分にしがみついたものと、3パターンも作ってしまいます。
そこでまた想像力が変な方向に膨張し、夫の浮気相手がパンツを見る場面まで想定。真船さんは妻としての威厳を示さなければならないからと、「夫のパンツに何か用?」と言わんばかりににらんだ顔を自撮りして、発注用に送ってしまいました。ファイルを開いた業者の気持ちが、ちょっと気になる。
それから業者の対応の遅れもあって待ちに待った冬のある日、いよいよ念願のブツが到着。悪目立ちするほどにユニークなパッケージをほどくと、注文通り「妻の威厳(?)」に満ちあふれたパンツが現れます。
夢見が悪そうなパンツと対面して大笑いしながらも、じわじわと湧き起こる「とんでもない物を生み出してしまった……」という後悔。ようやく冷静になった真船さんは、「狂ってんな!?」と己の狂気を認めるのでした。強すぎる愛情が生んだ異形のパンツを、夫がどう受け止めたのかは、ぜひ漫画本編でご覧ください。
作品提供:真船佳奈(@mafune_kana)さん
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