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「カムイ伝」白土三平さん、誤嚥性肺炎で逝去 さいとう・たかをさんに続いて「ひとつの時代が幕を下ろしてゆく」(1/2 ページ)

ご冥福をお祈りします。

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 小学館『ビッグコミック』編集部が10月26日に公式サイトを更新。同誌で『カムイ外伝 第二部』を連載していた漫画家の白土三平さん、白土さんの弟で作画担当だった岡本鉄二さんが相次いで逝去したことを伝えています。

 白土さんは2021年10月8日に誤嚥性肺炎のため89歳で、岡本さんはその4日後の10月12日に間質性肺炎のため88歳で息を引き取ったとのこと。編集部は「お二方の生前のご功績に対する心からの敬意とともに、謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りします」と哀悼のメッセージを記しています。

白土三平 カムイ伝
白戸さんの自薦短編集「忍者マンガの世界」(画像はAmazon.co.jpから)

 白土さんは1964年、青林堂発刊の『月刊漫画ガロ』にて「カムイ伝」の連載をスタート。同社の後継として知られる青林工藝舎もTwitterを更新し、「先日「お元気かな?」とふと思っていたところだったのに」「言葉も出ない」と白土さんの急逝に戸惑いながらも「合掌」と祈りを捧げていました。

 ファンから「ご冥福をお祈りいたします」「カムイ伝、大好きでした」と2人の死を悼む声があふれた他、近藤ようこさんや太田垣康男さんら多くの漫画家や著名人も「白土三平という巨星なくして、あらゆる文化は存在しなかった」「思想的な影響が多大」と巨匠の物故を惜しんでいます。また、9月末に劇画家・さいとうたかをさんも亡くなったことと絡め、「確実にひとつの時代が幕を下ろしてゆく」「また巨星が一つ」と語る声もみられました。

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