韓Hyundai、BEV「IONIQ 5」で日本市場再参入 航続距離618キロで479万円から、オンラインのみで販売(1/2 ページ)
呼称は「ヒョンデ」に。カーシェア「Anyca」でシェア利用もできるようにします。
韓国の自動車大手 現代自動車が2月8日、日本の乗用車市場に再参入すると発表しました。バッテリーEVの「IONIQ 5」、水素燃料電池車(FCV)の「NEXO」を投入します。
同社は2009年12月、大型バス部門などの一部門を除き日本の乗用車市場から撤退。BEVで12年ぶりの日本の乗用車市場に再参入します。日本法人の社名を現代自動車ジャパンからHyundai Mobility Japanとし、カナ呼称もヒュンダイから「ヒョンデ」に変えます。
IONIQ 5は、独創的なデザインキーとする「パラメトリックピクセル」を取り入れた外観と、EV専用プラットフォーム「E-GMP(Electric Global Modular Platform)」を採用したBEVです。
72.6kWの大容量バッテリー搭載モデルは、「CHAdeMO」規格のDC急速充電に対応し、フル充電で最大618キロの航続距離を実現(WLTCモード、自社測定値)。車内でAC100V出力の一般家電を使えるV2L(Vehicle to Load)、家庭に電力を供給するV2H(Vehicle to Home)機能も備えます。右ハンドルで、かつ右側配置のウインカーレバーにするといった日本向けローカライズも行います。
NEXOは、トヨタの燃料電池車「MIRAI」(関連記事)と同じ、水素と酸素の化学反応によって発電した電力で走るFCVです。1回約5分の水素充填で約820キロの航続距離を実現するとします。
価格は、IONIQ 5のベースグレードで479万円から、NEXOは776万8300円から。IONIQ 5は仕様別に519万円からのVoyage、589万円からの四輪駆動車 Lounge AWDなども用意します。販売はネット経由にて。2022年夏に試乗や点検・整備などを担う拠点を横浜市に開業、整備網は各地の整備工場と協力して築く計画としています。
併せて、カーシェアプラットフォーム「Anyca」とも協業。2022年内にAnycaでIONIQ 5を100台、NEXOを20台配備し、「カーシェア」として時間単位で借りられる、体験できる体制も整える計画です。
(大泉勝彦)
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