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日産自動車は11月29日、2030年までの長期計画「NISSAN AMBITION 2030」を発表。「全固体電池」搭載車を2028年に市場投入し、今後5年で2兆円級の電動化投資を行うと示しました。プラットフォーム、充電設備・V2Hなどのエコシステム投資も含めて、2030年までに23種の電動車、うち100%EVを15車種投入する計画です。
EV革新の要に据えるバッテリー技術「全固体電池」。日産は2024年に自社開発・生産とする全固体電池の量産試作ラインを横浜工場に構築し、2028年に全固体電池搭載車を投入します。全固体電池により、既存のリチウムイオンバッテリーに対してエネルギー密度2倍、充電時間3分の1、より大型車両のEV化、バッテリーコストの削減(1kWhあたり65ドル/約7400円目安)や工場のCO2排出量削減といった進化をもたらすとしています。
「これにより、EVの車両コストをガソリン車と同等レベルまで引き下げ、EVの本格的な普及につなげる」(日産 内田社長)
全固体電池ベースの電動プラットフォームを用いた新型車(コンセプトカー)として、走りの楽しさを体現するオープンスポーツタイプの「MAX OUT」、家族・マルチユースの利便性を体現するSUVタイプの「HANG OUT」、ピックアップトラックタイプの「SURF OUT」も披露しました。
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