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白バイに「乗れる」ぞぉぉ! 東京モーターサイクルショーに出展、魅惑の「新世代のはたらくバイクたち」もすごいんです(3/4 ページ)

「街中で見かける」はたらくバイクもかっこいい〜。気になるバイクもたくさんありますよ。

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ピザ屋さんバイク、宅配用バイク、はたらくバイクの「EV化」が急加速

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DHLジャパンの集配用車両として導入されたAAカーゴ。東京と大阪の拠点で計10台を運用中

 aideaは日本で既に活躍している電動3輪バイク「AAカーゴ」(関連記事)とコンセプトモデル「AA-1」を展示しています。

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ドミノ・ピザに試験導入されたピザ宅配用車両
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福岡県民おなじみのピザチェーン「ピザクック」でも導入
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ピザクック車は、九州および関東で放送される特撮作品「ドゲンジャーズ」に登場するヒーロー「銀河新星 グレイトZ」のラッピングが施されている

 AAカーゴの展示車は「DHL」の集配用車両、宅配ピザチェーン「ドミノ・ピザ」と「ピザクック」の宅配用車両の3台。従来のガソリンエンジン車に対し、環境負荷や騒音軽減などが見込め、貨物輸送では「小口・多頻度化」によるラストマイルデリバリーの効率化面での効果も期待されています。

 働くクルマとして事業者がEVに向ける心配ごとは「電欠」によるビジネスダウンタイムの発生。国内4メーカーらが共同で「電動二輪車用交換式バッテリーコンソーシアム」(関連記事)を発足させ、交換式バッテリーを標準化して、「どこかで交換するだけ。バッテリーはシェアする」といった利用シーンを構想しています。aideaは現状このコンソーシアムには参加していませんが、軽量でより大容量の「1日の稼働時間は少なくとも充電なしでカバーできる分」の余裕あるバッテリーをしっかり搭載することで、ビジネスシーンへの採用例が増えているといいます。

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前2輪、後ろ1輪のリバーストライク型3輪バイクも参考出展。「確実に配送する」の業務シーンへより安定・安全性を高められる

 AA-1は、前2輪、後ろ1輪仕様とした電動3輪バイクです。2輪の手軽さはほぼそのままに安定性を高められます。同社はこのスタイルを新世代のモビリティと位置付け、開発を進めていく計画です。多少の雨は防げるワイパー付きフロントスクリーンや開閉式ルーフ、大型のリアボックスを採用し、配達などの業務シーンのほか、通勤用など街中コミューターとしても使えそうな実用性もウリにします。

新聞配達車の定番「スーパーカブ」を奪えるか? 「荷物たっぷり詰める」を考えた電動デリバリースクーター

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「eXs CARGO2」(エクスカーゴ ツー)

 カスタムジャパンは、電動モビリティブランド「eXs(エクス)」から業務・デリバリー仕様の電動スクーター「eXs CARGO2(エクスカーゴ ツー)」を参考出展しました。大型のキャリアを前後に標準装備し、ラストワンマイルの荷物配送や新聞配達などの配達業務への活用を期待しています。

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前後に大きなキャリアを標準装備。低重心化して可搬時の安定性も高めている。このような「いっぱい荷物積む」ための車体的な工夫は、キャンプやレジャー向けなど個人用モデルへの転用にも期待できそうです


 「はたらくバイク」の世界や進化もとても面白いものです。東京モーターサイクルショー2022は2022年3月27日(日)まで開催。家族みんなで訪れててみてはいかがでしょうか?

大泉勝彦

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