JR西日本が保有する国鉄型電車「117系」のトップナンバー編成(T1編成)が2022年5月末に運用を終了します。
運用終了に先立ち、京都鉄道博物館では5月12日〜17日に同編成の特別展示を実施します。展示場所は本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリアです。
117系は、国鉄時代の1979年に東海道・山陽本線の「新快速」を置き換える目的で登場した電車です。1982年には東海道本線(名古屋地区)にも快速「東海ライナー」として進出していました。
いまでは名古屋地区や新快速からは姿を消し、2022年4月現在は一部の編成が山陽本線(姫路〜岡山間)や湖西線で活躍しています。この他、一部の車両を長距離観光列車「WEST EXPRESS 銀河」へ改造しており、2020年のデビュー時にはそのベース車両として117系が再び脚光を浴びていました。
京都鉄道博物館で特別展示するT1編成は、それぞれの形式で最初に作られた車両を指すトップナンバーと呼ばれる車両を組み込んだ編成です。
展示期間中の5月13日〜16日には、中間車両(モハ117-1、モハ116-1)の車内公開を実施します。展示最終日の17日には「さよならセレモニー」を開催し、出線シーンも公開します。
また、特別展示にあわせて、京都鉄道博物館オリジナル「117系トップナンバー編成引退記念キーホルダー」をセットにした「グッズ付き入館券」や、グッズ付き入館券と現役JR西日本社員による運転台見学&解説ツアーをセットにした「スペシャルチケット」を販売します。
いずれも予約サイト「アソビュー!」にて、グッズ付き入館券は5月10日16時30分から440枚限定で、スペシャルチケットは4月28日16時30分から40枚限定で販売します。
(大泉勝彦)
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