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ひゃっほー!! 何てウキウキする構成なんだ……♪ 写真で解説する、JR西の新型夜行特急「WEST EXPRESS 銀河」(1/4 ページ)

2020年5月8日デビュー! 「昭和のブルトレファン」が喜びそうな憎い演出もある……。【画像24枚】

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 西日本旅客鉄道(JR西日本)が1月25日、新たな長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」を報道公開しました。

WEST EXPRESS 銀河
2020年5月にデビューする期待の長距離/夜間運行列車「WEST EXPRSS銀河」(写真:新田浩之、以下同)

 WEST EXPRESS 銀河は2020年5月8日にデビューするJR西日本の長距離列車(関連記事)。かなり豪華な車内設備なのに「通常の特急料金で乗車できる」「夜行運行する」などのうれしい特長を多く備え、「ブルートレインの思い出がよみがえる……」などと多くの期待を集めています。

 今回はこのWEST EXPRESS 銀河の内外と注目ポイントを写真でじっくりと紹介していきます。

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瑠璃紺色の車体がシックな色合いで美しい……ベース車は約40年前の「117系」

 WEST EXPRESS 銀河は新造された車両ではありません。実は、1979年に新快速用として運用を開始した「117系」の改造車です。しかし雰囲気はまるで新車。6両それぞれで車内構成が異なり、多種多様に鉄道旅行を楽しめるワクワクな列車に仕上げました。

 列車の大テーマは「おもてなし」。開発キーワードは「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」。JR西日本の豪華寝台特急「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」(関連記事)などのツアー形式で予約が必要となる、また高額でハードルがちょっと高い豪華クルーズトレインとは異なり、「駅の窓口で購入ができる特急列車」として運行するのがポイント。ほどよく気軽に「夜行」も含めて、楽しく多様性のある鉄道旅行を楽しめそうだ──。ここが多く期待を集める理由の1つです。

WEST EXPRESS 銀河
塗装は瑠璃紺色に統一
WEST EXPRESS 銀河
WEST EXPRESS 銀河の車両構成(画像:JR西日本)

 編成は1号車から6号車までの6両。1号車はグリーン車指定席、普通車指定席は2号車、3号車、5号車です。2号車と5号車には“いわゆる寝台列車の座席”っぽいノビノビ座席「クシェット」を設置します。4号車は丸ごとフリースペースの「遊星(ゆうせい)」。6号車は豪華系のグリーン個室車両です。

 WEST EXPRESS 銀河は、乗車区間の運賃と、普通車指定席ならば特急料金、グリーン車指定席ならばグリーン料金、グリーン個室は、新設するグリーン個室料金で乗れます。参考までに大阪〜出雲市間は普通車指定席が9770円(運賃と特急料金の合計額、以下同)、グリーン車指定席が1万3430円、グリーン個室が1万6480円(予定)です。

 WEST EXPRESS 銀河は期間ごとに運転区間が変わるのも特長です。まずは2020年5月〜9月まで、京都・大阪〜出雲市間を夜間に運行する「夜行特急列車」として、2020年10月〜2021年3月は大阪〜下関間を昼行特急列車として運行する計画です。

WEST EXPRESS 銀河
(参考)JR湖西線を走る「117系」(写真:鶴原早恵子)

 では、車体を見ていきましょう。カラーリングはシックな色合いが美しい「瑠璃紺(るりこん)色」。西日本が誇る美しい海や空を表現した色だそうです。前面は「パノラミック2枚窓非貫通」というベース車両である117系の姿を色濃く残しつつ、黒色のWEST EXPRESS 銀河ヘッドマークを掲げます。

 側面は、さまざまな大きさの窓があり、円い窓もあり、懐かしの二重窓もあり。車両構成に合わせて窓も大きく改造した様子がうかがえます。瑠璃紺色のボディーに大きく描かれた白のWEST EXPRESS 銀河ロゴもとても映えます。

WEST EXPRESS 銀河
車内構成に合わせて窓が大きく改造された

 ドアは特急列車としては珍しい両開きです。ドア横には車両設備を示すアイコンが並び、外国人観光客にも分かりやすいおもてなしの工夫がありました。

 ベース車両(改造前)の方向幕は撤去され、小ぶりの行先案内表示機を設置します。こちらも瑠璃紺色の塗装とも相まって、過度な主張のない、落ち着いた雰囲気になっていました。

WEST EXPRESS 銀河
ドアは特急としては珍しい両開き型

 車両デザインは建築家でデザイナーの川西康之氏が担当。川西氏はえちごトキめき鉄道「えちごトキめきリゾート雪月花」などを手掛けたことでも知られます。

WEST EXPRESS 銀河
WEST EXPRESS 銀河とデザイナーの川西康之氏

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