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東日本旅客鉄道(JR東日本)は、2022年9月末に普通回数乗車券(回数券)の販売を終了すると発表しました。
販売を終了する区間は、JR東日本線内で完結する全区間。なお、身体障害者割引、知的障害者割引、通学用割引の回数券は10月以降も引き続き販売します。
購入した回数券は、販売終了後も有効期間内であれば使用可能です。
なおJR東日本では、事前に登録したSuicaのチャージ残高でJR東日本の同じ運賃の区間に複数回乗車すると、条件に応じてJRE POINTを還元する「リピートポイントサービス」を提供しています。区間を指定して購入する回数券と異なり、運賃が同じであれば乗車区間が異なっていてもポイント還元の対象となるのが違いです。
回数券の販売終了は乗客の利用状況や経営環境の変化、チケットレスサービスの普及などを踏まえたもの。同社は2021年3月末には新幹線の自由席タイプの回数券を、2021年6月末には新幹線の指定席タイプの回数券の販売を取りやめています。
(大泉勝彦)
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