「駆け込み」という行動がある。その機会を逃さないように、大急ぎですることだ。提出物を締め切り間近に駆け込みで提出したり、販売終了直前のメニューを駆け込みで食べに行ったりなど、多くの人が経験のあることではないだろうか。余裕を持つのも大切だけれど、世の中には駆け込まなければ果たせないこともあるのだ。
そして私が今回駆け込みで目指すのは、丸亀製麺で4月26日から販売されている「トマたまカレーうどん」だ。めちゃくちゃおいしいメニューなのだけれど、なんと50日間しか販売されないのだ。販売期間は6月14日まで、しかもなくなり次第終了となってしまう人気メニューなので、駆け込まなければ間に合わない。もう5月中旬なので時間がないのだ。
復活のトマたまカレーうどん
「トマたまカレーうどん」が期間限定メニューとして初めて発売されたのは、昨年2021年9月のことだった。粗くおろされたしょうが、ニンニク、ごま油、そしてカイエンペッパーが辛さの決め手になっている、旨みたっぷりのカレー。そこに生のトマトと溶き卵を入れることで、ふわとろのトマたまカレーになるのだ。
私はその時に一度「トマたまカレーうどん」を食べていた。カレーの旨辛さ、トマトの酸味、溶き卵のとろっと感が絶妙なバランスでマッチしていて、とても満足した記憶がある。しかし「トマたまカレーうどん」は期間限定メニューで、しかも当時大人気で売り切れる店舗も続出したため、その後再び食べられることはなかったのだ。
そして現在、2022年5月。スマホを見ていると、あの「トマたまカレーうどん」が期間限定で復活すると知った。
「トマたまカレーうどん」の復活に加えて今回は、新作「とろける4種のチーズトマたまカレーうどん」も登場するらしい。ただし、販売期間は50日間だけ。
見逃していた。できることならまた食べたいと私も思っていたけれど、この復活のニュースを見逃していた。4月26日販売開始で、6月14日販売終了で、そして今は5月中旬。急がなければ食べられないではないか。駆け込まなければ間に合わないではないか。
駆け込みで丸亀製麺へ
丸亀製麺が好きで、「トマたまカレーうどん」も好きな私にとっては恥ずかしいことだった。絶対に食べたい一品なのに気づかなかったのだ。もしこの機会を逃せば、枕を濡らす夜もあるだろう。絶対に食べないといけないのだ。
「トマたまカレーうどん」は、カレーの甘みやコクはもちろん、仕上げに入る生トマトによって絶妙な酸味も。カイエンペッパーによってスパイシーな、本格風のカレー味に仕上がっているのだけれど、トマトと溶き卵を入れることで、ただ辛いのではなく、深い味わいが感じられる。それが打ち立てうどんと絶妙に絡み合って、心からおいしい、と言える一品だ。
また、「トマたまカレーうどん」の良いところはカレーとうどんだけではない。シメのための「ひと口ごはん」がついてくるのだ。麺を食べ終えた後、残ったカレーにご飯を入れることで、トマたまリゾットを楽しむこともできる。これもたまらないのだ。
さらに楽しみなのが、今回が初登場となる新作「とろける4種のチーズトマたまカレーうどん」だ。トマたまカレーの上に、ゴーダ・レッドチェダー・モッツァレラ・パルメザンという4種のチーズを贅沢に乗せるという一品だ。私はチーズが好きなのだ。ぜひ食べたい。どのくらい食べたいかと言えば、今の駆け込み具合を見てください。
しかもうれしいことに「追いチー」もできる。トッピングのチーズを単品でも販売しているのだ。「追いチー」だけを買うことも可能なので、他のうどんにトッピングしてオリジナルのアレンジをするのもいいだろう。ただ私は、とにかくチーズが好きだから「とろける4種のチーズトマたまカレーうどん」にさらに「追いチー」したいと思う。どのくらい「追いチー」したいかは、今の駆け込み具合を見てください。
そしてなんと、トマたまカレーをうどんではなくライスにかける「トマたまカレーライス」も5月17日から販売開始される。販売終了はトマたまカレーうどんと同じく6月14日なので、こちらは50日間もないのだ。急がねばならない。「トマたまカレーうどん」にも「ひと口ごはん」はついていて、余ったカレーに混ぜておいしくいただけたのに、なんとこちらは最初からライスにトマたまカレーがかかっている。食べたい。どのくらい食べたいかは、今の駆け込み具合を見てください。
もちもちのうどんと、トマたまカレー
駆け込みで丸亀製麺に到着した。もちろん「トマたまカレーうどん」に使われるうどんも「打ち立て・茹でたて」。丸亀製麺では800カ所以上の全店舗で毎朝、粉から製麺が行われている。
「打ち立て・茹でたて」だから丸亀製麺のうどんはもちもちなのだ。大好きだ。
ちなみに、どうせ写真だけで本当は車とかで移動したんでしょ、と思うかもしれない。それは違う。本当にこの足で駆け込んでいる。リアル駆け込みだ。だって本当に食べたいから。
何がリアルかって、1時間約6キロペースというところ。走ったにしては遅いけれど、歩いたにしては速い。これが私の駆け込みだ。ずっと走る体力はないけれど、トマたまカレーうどんを食べたい気持ちが私を早足にしたのだ。この早足こそが駆け込みなのだ。
あつあつのカレーに、仕上げとして生トマトと溶き卵が投入されていく。だからトマたまカレーは、煮込んだカレーの旨みだけでなく、生トマトのさっぱりとした酸味と食感も楽しむことができるのだ。
そしてふわとろの溶き卵とカレーが混ざり合って、味に深みが生まれる。こうして完成するのが「トマたまカレーうどん」なのだ。おいしくないはずがない。おいしいから復活したのだ。普段運動しない私を18キロも駆け込ませるおいしさがあるのだ。
全部おいしい、これが真実!
去年の9月以来の「トマたまカレーうどん」との再会。やっとまた会えたね、という言葉をかけたい。気分は恋愛ドラマの主人公だ。会うために走ってくるって、もう恋愛ドラマのワンシーンと言ってもいいだろう。実際は早足くらいだったけど。
最初の一口はぴりっとスパイシーで、その後にトマトの旨みや甘みなどが口に広がって、あと味はスッキリ。とろみのあるカレーと溶き卵が、もちもちのうどんによく絡む。否応なしに笑顔があふれる。本当においしいのだ。それは私の表情を見るとわかると思う。
そして「トマたまカレーうどん」には「ひと口ごはん」が付いている。これがいい、とてもいい。トマたまカレーはうどんによく絡むけれど、それでも麺を食べ終えた後には少しカレーが残る。もちろんこれをそのまますくって食べてもおいしいのだけれど、カレーと白米は正義。めちゃくちゃおいしいのだ。一杯で二度おいしい、それも「トマたまカレーうどん」の強さなのだ。
ご褒美の時間は「トマたまカレーうどん」だけでは終わらない。初登場の新作「とろける4種のチーズトマたまカレーうどん」も食べる。だって18キロも走ってやってきたからね。食べないわけにはいかない。チーズが大好きだし。
ゴーダ・レッドチェダー・モッツァレラ・パルメザンという4種類のブレンドが最適なのだろう。トマたまカレーの旨みを邪魔することなく、むしろ高めつつも、よりコクのある濃厚な味わいを楽しむことができる。
そして、「とろける4種のチーズトマたまカレーうどん」にはすでにチーズが乗っているけれど、さらに「追いチー」をする。これはあまり知られていない事実で、私調べによる情報なのだけれど、チーズは多ければ多いほどおいしい。チーズに関しては、これは入れすぎ! はないのです。あくまで私調べでは。
「とろける4種のチーズトマたまカレーうどん」にも「ひと口ごはん」が付いてくる。麺を食べ終わった後にご飯を入れると、チーズトマトリゾットになるというわけだ。贅沢なリゾット。めちゃくちゃおいしい。馬鹿みたいにおいしいを連発しているけれど、それ以上の言葉がないのだ。だって、おいしいんだもん。本当に最高な食事は語彙を奪う、これを覚えておいてほしい。
トマたまカレーがうどんに合うのはもちろんだけれど、ごはんにも合う。そこで登場するのが「トマたまカレーライス」だ。最初からごはんにかかっているのだ。丸亀製麺のうどんはどれもおいしいから、どれにしようか決めきれないという人は、別のうどんと一緒に「トマたまカレーライス」を頼むのもいいかもしれない。
今回はかしわ天とえび天も一緒に購入した。だって、かしわ天とえび天もおいしいから。18キロ歩いたからこれくらい食べてもいいはずだ。それに今しかできない組み合わせだし。6月14日までしか食べられないのだから。もう5月中旬なので、駆け込むしかなかった。駆け込んで良かった。
幸せは丸亀製麺に!
幸せは身近にある、丸亀製麺にあるのだ。これね、本当においしいと思うの。昨年食べてからまたチャンスがあれば食べたいと願っていたのだ。本気で嬉しい。駆け込んで良かった。まだ食べたことがない人は、この機会に一度駆け込みで食べてみてほしい。
そして私が気づいたことは、今回は私自身の足で駆け込んだけれど、よく考えれば電車とかで駆け込んでもよかった、ということだ。そっちの方が早く着くし楽だし。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:株式会社トリドールホールディングス
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2022年5月19日