劇場アニメ「BLUE GIANT」、2023年2月17日公開 原作の担当編集者「NUMBER 8」が脚本手掛ける
原作のストーリーディレクターも務める「NUMBER 8」さん。
シリーズ累計840万部を超える人気ジャズ漫画を原作とした劇場アニメ「BLUE GIANT」が2023年2月17日に公開されます。合わせて、原作連載開始時から担当編集を務めている「NUMBER 8」さんが同作の脚本を手掛けると発表されました。
原作漫画『BLUE GIANT』は、ジャズに心を打たれサックスを始めた主人公・宮本大が世界一のジャズプレーヤーを目指す物語。第62回「小学館漫画賞(一般向け部門)」や第20回「文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞」を受賞した人気作で、アニメ化発表時に原作者の石塚真一さんは、「皆さんがイメージする音楽、いや、きっとそれ以上の音を作ってくれています」と期待のコメントを寄せていました(関連記事)。
監督を務めるのは、アニメ「モブサイコ100」シリーズや、劇場アニメ「名探偵コナン ゼロの執行人」(2018年)を手掛けた立川譲さん。原作『BLUE GIANT』シリーズの根本には“登場人物の魅力的な生き様”があると捉えており、「全力で命を燃やすかのように音を出す主人公「大」と葛藤を抱えた仲間達が織りなす物語を、ぜひ一緒に体感してもらいたいです」とコメントしています。
『BLUE GIANT SUPREME』および『BLUE GIANT EXPLORER』でストーリーディレクターを務めているNUMBER 8さんは、“原作超え”を目標に脚本を書いたとのこと。連載当初から石塚さんと「映像化は望むべくもない」と話していた作品の劇場アニメ化を受けコメントで、「もう、絵コンテと音楽だけで号泣でした」と、その喜びぶりを明かしています。
原作漫画の世界をより良い形で表現するために制作期間を延長し、2023年2月に公開される同作。アニメ「幼女戦記」や「デカダンス」で知られるスタジオ「NUT」がアニメーション制作を担当します。
立川譲監督コメント
メインに描かれるのはジャズに対して必死に真摯に向き合う若者達の成長物語ですが、ジャズ好き限定なハードルの高い映画ではなく、ジャズを聞いたことがない方でも楽しめる作品を目指しています。原作「BULE GIANT」の根本にあるものはもっと普遍的な人間の「魅力的な生き様」だと思っています。カッコ悪くてもいい、泥臭くてもいい、そんな魅力的なキャラクターが沢山出てきます。毎日、全力で命を燃やすかのように音を出す主人公「大」と葛藤を抱えた仲間達が織りなす物語を、ぜひ一緒に体感してもらいたいです。「何かしたいけど、何をしたらいいか分からない」という問いに答えを出せる映画になるといいなと、思っています。
NUMBER 8さんコメント
とにかく「原作を超える映画」を目標に、脚本を書かせていただきました。映画館には読者の方も、未読の小さな子供さんから大人まで来場されます。皆さんが「最高…!」と言ってくれる物語を目指し、無数の打ち合わせを重ね、ついにそれが出来たと思っています。連載開始当初から、石塚さんとは「映像化は望むべくもない」と話していた本作品ですが、立川譲監督、制作陣、音楽班と最高のチームが集まって、最高の映画を作ってくれています。もう、絵コンテと音楽だけで号泣でした。是非、ご期待ください。
(C)2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会
(C)2013 石塚真一/小学館
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