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快適な絶景スカイライン……と思ったらやばい道!? ギャップがありすぎる険道「茨城県道236号」をゆく(5/5 ページ)

236号のギャップ、すごすぎだろ! 筑波山観光もぜひ〜。

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県道の存在さえ消されていた、ギャップありまくりで脳も少しバグる愛すべき険道

 林道と合流するとすぐに道が開け、目の前に青少年向け教育施設が見えてきます。約700メートルの未舗装区間はここで終了です。

道が開け、目の前に青少年向け教育施設「中央青年の家」が
道が開け、目の前に青少年向け教育施設「中央青年の家」。ここで未舗装区間は終了
中央青年の家から先は再び舗装区間に
中央青年の家から先は再び舗装路に戻った。ふう……

 舗装路に戻っても「施設アクセスのために整備された道路」といった面持ちで、やっぱり県道らしさはありません。「研修中 最徐行」という注意を促すポリタンク看板があちこちに置いてありました。注意して走行しましょう。

中央青年の家付近の様子。最徐行が求められる
中央青年の家付近。最徐行で注意して進みましょう

 道路脇に「ようこそ森林浴の道へ」と書かれた案内看板がありました。森林浴の道は、先ほどの朝日峠展望公園付近の駐車場まで県道236号のルートを忠実になぞっていましたが……残念ながら県道236号の表記はありませんでした。

右下の永井バス停から左上のPマークまでは県道236号。県道はそのまま表筑波スカイラインに抜ける
右下の永井バス停から左上のPマークまでは県道236号。県道はそのまま表筑波スカイラインに抜ける

 施設正門付近には、「道路上」に職員・関係者向けの駐車場が整備されていました。県道上に駐車場があるなんて!

駐車場のある県道
道路上に駐車場がある(?)県道236号。駐車スペースは敷地内で先端が境界なのだろうが、区分けがないのでここはどこだ? 敷地内に迷い込んじゃったのか? と脳が混乱する

 このあとも風光明媚な森の中を終点に向けて進んでいきます。この区間には県道であることを示す標識「ヘキサ」もなく、先ほどの案内看板でも県道の存在を消されていましたから、完全に県道という意識なく走れます。のんびり。

終点まではもう少し
やっぱり風光明媚な森の中を進む
お気を付けてお帰りくださいと書かれたポリタンク
「お気を付けてお帰りください」

 この施設から約2.7キロ。県道53号と合流する名のない交差点、ここが県道236号の終点です。

スタート地点の華々しさからは想像もできないゴール
ここが茨城県道236号の終点。スタート地点の華々しさからは想像もできない風景だ
中央青年の家の看板だけが目立っている
終点逆方向から見ると、立派な施設への案内看板だけが目立っていた

 絶景の観光道路であるパープルライン(筑波スカイライン、表筑波スカイライン)とフルーツライン、いきなり不安になるホテルへのアクセス道路、映画のワンシーンのような森の中の未舗装険道、そして、青少年施設へのアクセス道路へと、何度も変身した県道236号。県道としては1本の道ながら、現実的な役割が区間ごとにまったく変わる華麗なギャップっぷりはいかがでしたでしょうか。

 華やかな観光道路の部分はやっぱり目立ちますが、茨城県道236号は地元・施設へのアクセス路としても地道に役割を果たし続けています。こんな二面性も、筆者のような道路ファンにはたまらない魅力です。

少年B

フォトギャラリー

まさかの砂利道!? 今回はあまりにもギャップのありすぎる険道を紹介します 筑波山ロープウェイのつつじヶ丘駅 筑波山ロープウェイのつつじヶ丘駅、レストランやお土産店が多くにぎわいが戻ってきていました ガマの存在感よ 廃墟みたいだけど現役です 駐車場代は500円です(2022年6月時点) ここからが県道のスタートです 頭上をロープウェイが通っていきます 爽快で心地よい快走路です 途中には駐車場もあり、きれいな眺めを楽しむことができる カーブをしながら山を下ります スピードの出しすぎにはご用心 上に見えるのは1つ前の写真で通った「風返橋」 道路がぐるっと一回転しているのがわかる 眺めは最高です 風返峠。信号の表記は「風返し峠」になっている 表筑波スカイラインの看板が残る 尾根沿いを通っていきます 媼ヶ峰駐車場の看板よりも「子授け地蔵」のほうが目立つ 他に止まっているクルマは数えるほど 子授け地蔵と、山の上にはつつじヶ丘駅 子授け地蔵と展望台 男体山と女体山 左右にカーブを描いて進む県道。しかし険道というほどではない 窓の外にはこの景色! 不動峠を超える不動橋 キャッツアイ(道路鋲)で対策されたセンターライン 朝日峠駐車場 16時以降は入ることができない 朝日峠展望公園の展望台 朝日峠展望公園、景色最高〜 フルーツラインとの合流地点。左の石岡方面は頭文字Dの舞台となった道路だ フルーツラインを間借りする形で、県道は右に進んでいく ちゃんと県道を示す「ヘキサ」もありました 「いやしの里」の看板が目印 フルーツラインはそのまま坂を下っていくが、県道は脇道に入り、坂を登っていく。わかりづらい上に筑波山側からは見えづらいので注意 法面が人口のものから天然の山肌になりました うっそうとした森の中を進んでいく 登山道が分岐している 右手にいやしの里が見える。ここまでは小手調べみたいなもの 唐突に現れる砂利道 1車線の砂利道を進む 「あの光はなんだ!?」と身構えたら、偶然向こうからやってきたバイクでした 森の中を進んでいきます 道路の中央には溝ができている 細心の注意を払って進みましょう 左側から舗装道路が合流 林道のほうが道幅も広い 道が開け、目の前に青少年向け教育施設「中央青年の家」が 中央青年の家から先は再び舗装区間に 中央青年の家付近の様子。最徐行が求められる 右下の永井バス停から左上のPマークまでは県道236号。県道はそのまま表筑波スカイラインに抜ける 駐車場のある県道 終点まではもう少し お気を付けてお帰りくださいと書かれたポリタンク スタート地点の華々しさからは想像もできないゴール 中央青年の家の看板だけが目立っている


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