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快適な絶景スカイライン……と思ったらやばい道!? ギャップがありすぎる険道「茨城県道236号」をゆく(4/5 ページ)

236号のギャップ、すごすぎだろ! 筑波山観光もぜひ〜。

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うそ、だろ……!? 絶景の快走路が一転して森の中の険道に

 フルーツラインに合流して少し進むと「いやしの里」という宿泊施設の看板が見えてきます。

「いやしの里」の看板が目印
「いやしの里」の看板が目印

 県道236号はここでフルーツラインから離れて、脇道へ左折します。いきなり急坂がその先の変化も予感させます。険道ファンの皆さま、大変お待たせいたしました。いよいよここからが本番です。

フルーツラインはそのまま坂を下っていくが、県道は脇道に入り、坂を登っていく。わかりづらい上に筑波山側からは見えづらいので注意
この脇道が県道236号。かなり分かりずらく、筑波山側からは特に見えにくいので、フルーツラインをそのまま下ってしまわないようご注意を

 おー、いきなりすごい雰囲気に変わりました。これまでは法面(のりめん:道路両側の斜面)もある程度きれいに整備されていましたが、突如山肌がむき出しになりました。道の両側には落ち葉もたまっています。道幅こそそこまで狭くはありませんが、有効幅は3分の2ほどになりました。

法面が人口のものから天然の山肌になりました
いきなり山肌がむき出しになった!
うっそうとした森の中を進んでいく
森の中に迷い込んでしまった……感じ

 途中にパラボラ山、剣ケ峰への登山道「直登コース・眺望コース」がありました。県道236号の表記はありませんが、行き先は筑波山方面が「パープルライン」、土浦方面が「中央青年の家」になっていました。

登山道が分岐している
登山道が分岐していた

 先ほど案内にあった宿泊施設を過ぎると、いよいよ過酷さが増してきます。

 道幅が唐突にキュッと狭まり、何と路面は未舗装の砂利道に。キ、キター!

右手にいやしの里が見える。ここまでは小手調べみたいなもの
宿泊施設を過ぎると……
唐突に現れる砂利道
いきなり未舗装の砂利道に変身! キ、キター!

 「何だ、砂利道ぐらいで」と思う人もいるでしょう。でも、ほんの数分前は絶景の爽快ロードだったんですよ。これが本当に同じ道なの? とあまりにも大きく急変身したので、不安とワクワクで脳も何だかバグって気持ちよくなってきます。

1車線の砂利道を進む
写真だとどこかの施設の屋外駐車場かな? などと思えるが、この砂利道が県道236号である

 砂利道はほぼ1車線。ある程度の離合スペースもある広さなので、通行にそこまで苦労はしないでしょう。荒天時は十分注意すべきですが。

 見どころは、覆い被さった木々のトンネルを抜けていく夢のような砂利道。まるで映画の世界に迷い込んだような非日常感です。いやーこれはテンションが上がる。

「あの光はなんだ!?」と身構えたら、偶然向こうからやってきたバイクでした
映画のワンシーンのような、森の中の木々のトンネル(出口1点が光り輝いている! と思ったら向こうから来たバイクだった)

 路面状況はさらに悪化の一途をたどります。道の真ん中には溝ができています。これは長年かけて掘られていった雨の通り道みたいです。

森の中を進んでいきます
森の中を進む県道236号
道路の中央には溝ができている
路面状況が悪化していく県道236号。道の中央には雨路のように溝ができていた
細心の注意を払って進みましょう
恐る恐る進む

 森の中の砂利道を進んで600メートルほど。左側から“ちゃんとした”舗装路が合流します。

 この道路は「林道雪入沢線」。林道です。以前紹介した千葉県で最も狭い県道にもあった、「県道よりも立派な林道」でした。県道の立場は……。

左側から舗装道路が合流
左側から「ちゃんと舗装」された林道が合流
林道のほうが道幅も広い
林道のほうが道幅も広かった

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