山岳ランナーの上田瑠偉選手が7月13日、富士山に4回登頂する過酷なチャレンジプロジェクト「ONE STROKE - 富士山4往復 -」でギネス世界記録を樹立しました。
「ONE STROKE - 富士山4往復 -」は、富士山五合目の4つの登り口を一筆書きでそれぞれ通りながら4回登頂するチャレンジ。過去のチャレンジャーは2人で、これまでの最速記録は11時間53分44秒。今回は10時間台での達成を目指していました。
7月13日4時51分に富士宮口五合目からスタートした上田選手は、5時52分に1回目の富士山登頂を果たすと、御殿場口五合目へ駆け下りた後に再び頂上へと向かい、8時41分に2回目の登頂を果たします。
続いて須走口五合目へ下った後に頂上へ折り返し、11時19分に3回目の登頂。4つ目の登り口である富士スバルライン五合目で折り返し、13時50に4回目の登頂を達成。
その後、富士山の火口を半周してから富士宮口五合目へと下り、14時46分にゴール。その距離57.06キロメートル、総上昇6772メートルのコースを9時間55分41秒で走破し、「富士山全登山ルートを走破した最速タイム」のギネス世界記録を樹立しました。異次元の走力!
走り終えた上田選手は、「去年優勝したスカイランニングの世界選手権や、別のトレイルランニングの世界選手権が控えています。9月にアメリカの4000メートル級の山に行く予定なので、富士山に4回登るのは良いトレーニングになりましたし今日の成功は自信に繋がりました」と余裕な様子でコメント。
しかし、「ただ、本当に過酷でした。半分まで順調でしたが後半の登りがきつくて、前半に築いた貯金を食いつぶしながらギリギリ10時間を切って帰って来られました」とギリギリの達成であったことも明かしています。
なお、密着映像は11月に公開予定とのことです。
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