新旧「ひだ」乗り比べ! 魅惑のレア列車「大阪ひだ」に乗って分かった昭和ディーゼルカーの魅力:月刊乗り鉄話題(2022年7月版 後編)(5/5 ページ)
キハ85系、いつまで残るのかな? 「新穂高ロープウェイ」もひぇぇ……! なのでおすすめです。
【おまけ】そうだった。京都、行ったんだった。
飛騨の旅の数日前に「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンのツアーにも行ってきました。とても楽しい旅でしたけど、テツ分は少なめだったので、サクッと写真でご紹介します。このツアーも含めて、6月〜7月は東海道新幹線に乗る機会がたくさんありました。今回の飛騨路HC85系に乗る旅の往路で夜行バスに乗った理由は「たまには違うルートにしたい」と思ったから。でも、新大阪からの帰路で「やっぱり新幹線、楽でサイコー」と思いました。スゴイカタイアイスもおいしいしね!
建仁寺(けんにんじ)
京都最古の禅寺です。鎌倉時代の1202(建仁2)年に、第2代源頼家が寺域を寄進して創建されました。頼家が征夷大将軍になった年です。しかし、その翌年に将軍職を追放されてしまいました。建仁寺の所蔵、源頼家の木像と肖像画は江戸時代に作られたといいます。
方丈庭園 潮音庭。JR東海のキャンペーンCMでメインビジュアルとおなじ角度で撮影してみました。本坊の中庭です。回廊のどこから見ても楽しめるように、表と裏を作らない様式とのこと。ぐるりと回って、お気に入りの景色を見つけましょう
方丈庭園「大雄苑」。枯山水庭園です。創建は不明で何度か改修されたそうです。現在の姿は明治から昭和初期を代表する名庭師、「植熊」こと加藤熊吉が晩年に手がけました。中国百丈山の景色を模して作庭されたといいます。枯山水庭園は、背の高い石を起点とし、そこから水が流れて広まっていくという構成だそうです。なるほど、それぞれの石が山のように見えます。楽しみかたは自由。砂利敷きを雲の流れに見立てると、山が雲海を突き抜けたようにも見えてきます
こま井亭
木屋町・先斗町エリアのすき焼き,しゃぶしゃぶのお店。「京都で美味しい肉を食べませんか」の誘いがプレスツアー参加のきっかけでした。
叡山電鉄
叡山電鉄は京阪電鉄鴨東線の終点、出町柳駅を起点とし、比叡山方面と鞍馬山方面に向かう鉄道です。比叡山方面の観光車両は「ひえい」。1988年製の電車を2018年に改造しました。楕円形をテーマとしたデザインが特徴です。鞍馬山方面の観光車両は「きらら」。1997年と1998年に2編成が登場しました。大きな窓と天窓が特徴で、途中にある「もみじのトンネル」を通り抜けます。今回は「きらら」で貴船口駅下車。バスで貴船神社へ行きました。
「もみじのトンネル」鞍馬線の市原〜二ノ瀬間にあります。線路の両側のモミジが茂り、まるで電車を包むよう。紅葉の季節がオススメですが、春から夏の「あおもみじ」もきれいです。冬はモミジの枝に氷がつき、真っ白な氷樹のトンネルになります
貴船神社
全国に約540社ある貴船神社の総本社、貴船神社。所在地は貴船(きぶね)町、神社は「きふね」と読みます。神武天皇の母、玉依姫命(タマヨリヒメ)が黄色い船に乗って淀川・鴨川・貴船川をさかのぼって当地に水神を祭ったという由来です。水を扱う人々、とくに料理人の信仰を集めました。
「黄色い船」が貴船の由来だそうですが、氣生根とも書かれ、御神気に触れると気が満ちるとされました。そこで、水だけではなく幅広い望みを叶えてくれる存在でもあったそうです。平安時代中期の女流歌人、和泉式部は別居状態の夫、橘道貞との復縁を願い叶いました。それから縁結びの神様としても知られるようになりました
ひろや
貴船神社のほぼ向かいの料理旅館「ひろや」。昭和7年創業の老舗……いや、京都の歴史から見れば新しいお店かもしれませんね。貴船川沿いの建物で、川床の席で会席料理をいただきます。
修学旅行では手が届かない、大人の京都の旅がありました。ごちそうさまでした。
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