ジョニー・デップ、裁判後初のテレビ出演で「仕事がいるんだよ」と全力の自虐ネタ MTV授賞式に宙づりでサプライズ(1/2 ページ)
ジョニー「古いものが必要なときは何でもどうぞ」
米俳優ジョニー・デップが8月28日(現地時間)の2022 MTV ビデオ・ミュージック・アワード(VMA)にサプライズで登場しました。元配偶者の米俳優アンバー・ハードとのDVを巡る長い裁判に勝訴したあと(関連記事)、これが初めての大きなテレビ出演となります。
ジョニーは番組オープニングで米歌手リゾがパフォーマンスしたあと、宙づりでステージに登場する宇宙服姿の“ムーンパーソン”として登場。トロフィーのモチーフにもなっている、MTVの顔といえるキャラクターですが、実際に宙づりになったのではなく事前に撮影したジョニーの映像が顔の部分に映し出される形での出演となりました。
そして「ねえ、知ってる?」と観客に問いかけたジョニーは「仕事がいるんだよ」と一言。もうベテランといってもいい、59歳のハリウッドスターとは思えないフルスロットルな自虐ネタで笑わせました。
さらにジョニーはこのMTVの映像を自身のInstagramに投稿し、「誰だと思う?」とコメント。その映像には「お誕生会、バル・ミツワー、バト・ミツワー(※ユダヤ教の儀式)、結婚式、お通夜、古いものが必要なときは何でもどうぞ」と自虐に自虐を重ねたナレーションも追加されているという大サービスぶり。
これには「あなたが得るものなら、何でも買う!」「11月の僕の誕生日に予約したいんだけど?」とノリノリのコメントや、「愛してる……気を強く持ってね」と本気で同情をしてしまうコメントなど、さまざまな反応がファンから寄せられています。
VMA前、ジョニーが最後にテレビへ番組に出演したのは2017年の米トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ」でした。その後、英紙The Sunへのアンバーの寄稿文がジョニーのDVを示唆していると名誉棄損(きそん)で訴え敗訴。以降も泥沼裁判が続く中で映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズのグリンデルバルド役を降板するなど仕事は着実に減っていき、もはや彼のキャリアは終わったと報じるメディアもありました。
6月にアンバーとの裁判で全面的に勝訴したジョニーは同月22日、ジョー・ペリー、トミー・ヘンリクセン、アリス・クーパーと2015年に結成したロックバンド“ザ・ハリウッド・ヴァンパイヤーズ”のツアー開始を発表。さらに仏ファッションブランドDIORのメンズフレグランス“ソヴァージュ”の顔として再契約を結び、仏映画制作会社“Why Not Productions”による時代劇映画「Jeanne du Barry(原題)」でルイ15世を演じることが発表され、これは2020年の米ドラマ映画「MINAMATA」以来の映画出演となる予定です。さらにイタリア人の画家アメデオ・モディリアーニを描いた「Modigliani(原題)」で監督を務めることも決定。滞っていたキャリアを再スタートさせています。
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キャリアには影響しないとジョニー。