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東京五輪銀メダリスト・オコエ桃仁花、相次ぐ“人種差別DM”に言及 「心が麻痺するくらい、慣れたよ」(1/2 ページ)

目を疑うような内容のDMをさらしています。

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 東京オリンピックで銀メダルを獲得したバスケットボール女子のオコエ桃仁花選手が、9月7日にInstagramとTwitterを更新。「黒人の癖にまじきもい」などと書かれた人種差別のDMが頻繁に寄せられていると明かしました。

オコエ桃仁花の投稿
オコエ選手が公開した人種差別DM(画像はオコエ桃仁花Instagramから)

 ナイジェリア人の父と日本人の母のもとに生まれ、プロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」所属のオコエ瑠偉選手を兄に持つオコエ選手。今回、「なにがあったらアフリカの黒人と結婚する日本人女性がいるのか理解できないんだわ」と書かれたDMのスクリーンショットを公開し、「もう心が麻痺するくらい、慣れたよ」と度重なる人種差別DMに疲れ果てた様子でつづっています。

オコエ桃仁花
オコエ桃仁花選手(画像はオコエ桃仁花Instagramから)

 これに、NBA「ワシントン・ウィザーズ」所属の八村塁選手の弟で、バスケットボール男子の八村阿蓮選手が反応。同じくアフリカ系のベナン人の父と日本人の母を持つこともあり、ひどい内容に驚きながら「このような誹謗中傷を無視することは簡単だけど、僕たちが日常生活で受けているこの現状を発信することはとても大事なことだと思います」とオコエ選手の発信を支持しました。

 他にもオコエ選手はInstagramに寄せられた「なぜ顔を洗わない!? 黒ペンキついたまま。だからいつまでも二軍(笑)」と嘲笑するようなDMも公開。これらの存在を明かすと「無視しろ、かまうな、相手にすんなよ」といわれることが多いそうですが、「でも私たちがこのようなDMが日常的によく、送られてくるのが現状です」とコメント。「これからの子供たちにそんな思いをしてほしくない。自分のためではなく、これからの多国籍を持つ子供たちが同じ思いをしないために発信しています」と子どもたちの希望ある未来のために発信していると真意を明かしています。

オコエ桃仁花の投稿
オコエ選手のInstagramに寄せられた人種差別DM(画像はオコエ桃仁花Instagramから)

 ファンからは「世の中いつまで経ってもこうゆうの無くならないもんね」とオコエ選手の気持ちに共感する声や「一バスケファンとして許せないです」と憤る声とともに、「こんなツイートに負けないでくださいね。息子も僕もオコエさんの大ファンです! 応援しています!」というエールが届いていました。

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