謎の殿様が登場する「フルーツ大福の説明書」がじわじわくる平和な世界観で話題になっています。これが雅な楽しみ方……!
金沢発のフルーツ大福専門店「凛々堂」で配られている説明書で、フルーツ大福の楽しみ方を1〜5の手順で説明しています。
冒頭から殿様が「わーい」とうれしそうに登場しており、大福を糸で半分にカット。そしてジューシーなフルーツ大福を召し上がると、満足げに「あっぱれ」とひと言。終始笑顔で幸せそうで、なんだか見てるだけでほっこりします。ところでどちら様で……?
Twitterユーザーのソーヤ(@sawyer1876)さんが画像とともに投稿すると、愛嬌のある表情とせりふに「わーいで吹いた」「可愛すぎんか」のコメントが寄せられ、「LINEスタンプあったら買う」の声も上がるなど人気を呼んでいます。
気になる説明書に描かれている人物の正体ですが、お店に聞いてみたところ、こちらは凛々堂のオリジナルキャラクターとのこと。「創業者が修行していた和菓子屋のご主人のイメージと、加賀藩前田利家公のイメージを合わせて生み出された」そうです。
作者は、和菓子屋のご主人の娘さん。「和菓子屋のご主人と前田利家公を思い浮かべながら作ってくれました」そうです。一人称が「まろ」のお殿様で、悪霊や不吉なモノを寄せ付けない、福々しい雰囲気をイメージしています。
インパクトのある個性的な説明書を配布したきっかけは、フルーツ大福を「最大限楽しんでいただきたい」という思いから。特にフルーツ大福が今ほど世に浸透していなかった頃、糸が付属されていてもどうすれば良いか分からずそのまま食べてしまう人が多かったそうです。
「古風な殿様がイマドキなフルーツ大福を心から楽しんでいる様子をポップに描くことで、クスっと笑っていただきながら殿様と同じように楽しんでいただきたい」という凛々堂の想いが込められています。
ちなみにもう1つ、糸とお菓子で「いとおかし」という意味も含まれていることを教えてくれました。まさにあっぱれ!
さまざまな種類があるカラフルでみずみずしいフルーツ大福は、凛々堂 栃木や凛々堂のInstagramアカウントでも公開中です。全国に15店舗以上あり、一覧は公式サイトにて確認できます。
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