羽生結弦の人気で料金が数十倍に 予約をキャンセルしたと物議のホテル「事実は確認できなかった」と反論(1/2 ページ)
すでに受け付けていた予約をキャンセルして、宿泊料金を数十倍に跳ね上げたなどと物議を醸していました。
フィギュアスケート羽生結弦さんの単独公演の人気に便乗して、宿泊客の予約をキャンセルして宿泊料金を数十倍に跳ね上げた、などとSNS上で物議を醸していた件について、ホテルセレクトイン八戸中央が公式サイトで反論しました。
羽生結弦さんが12月に青森県八戸市(はちのへし)の多目的アリーナ「フラット八戸: FLAT HACHINOHE」で開催する、単独公演のチケットの先行発売が10月に開始されました。一部報道によると、単独公演の人気を受け、会場周辺の宿泊施設は予約が埋まるほどの活況ぶりだったとのこと。
そんななか、SNS上ではホテルセレクトイン八戸中央がすでに受け付けていた予約を「システムの不具合」を理由にキャンセルして、宿泊料金を数十倍に跳ね上げたなどと物議を醸していました。
ところが、ホテルセレクトイン八戸中央は、休日担当者も含めた宿泊予約受付担当者に確認したところ、宿泊者の予約を一方的にキャンセルしたという事実は確認できなかった、と主張しています。ホテルから一方的に予約をキャンセルされた、という電話なども10月6日時点ではなかったとのこと。
SNS上で書かれているシステム障害についても社内でシステムエラーが起きていたかの履歴確認をしたものの、システム障害が起きたという事実は一切なかったとしています。
一方で、宿泊料金が高騰したことについては、「大変人気のあるアイススケートショーが公演されるという事で、この地域全体の宿泊価格が高騰していたという事実はございました」として、需要に応じて価格を変動させる「ダイナミックプライシング上、そのように販売した事実はございます」と認めています。
ホテルセレクトイン八戸中央は「このたびは世間をお騒がせし、ご心配をおかけしてしまい誠に申し訳ございません。当ホテルといたしましては今後も誠心誠意、お客様をお迎えすべくスタッフ一同、引き続き精進していく所存でございます」とコメント。
なお、店舗への無言電話、誹謗中傷およびSNS上での営業妨害行為、誤表記については「法律的な判断をすることも検討」するとしています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- “廃棄前提”炎上ツイートで注目の温泉旅館 オンラインサロン運営者の「炎上マーケティング大成功」発言を「事実無根」と否定
旅館に取材しました。 - 客室に置かれた本に南京大虐殺を否定する内容……APAホテルが海外で炎上、指摘する動画は2日で7000万再生超
本のタイトルは「理論 近現代史学II 本当の日本の歴史」。※追記あり - ディズニーのホテルミラコスタでの仮装パーティーめぐりネットで批判 ホテル「配慮が不足していた点がある」と謝罪
- 一泊2万円のはずが20万円のホテルに泊まってしまった人が悲劇で喜劇 “お船遊び”など未知のおもてなしを受け困惑し続ける
一泊20万円払える人はお船遊びをしていたのか……。 - 「乗客を深夜の街に降ろして置き去りにして逃げた」夜行バス乗客がトラブル報告 バス会社「適切な処置だった」と弁明
乗客「誠意のない対応だと憤りを感じている」 - 「日本人は日本列島に住む民族を血統に持つ」差別と指摘される資料を配布 大道芸W杯の公式とプロデューサーが謝罪
資料には「Y染色体グループから推定される日本人の成立史」「日本人の特徴」などの項目がありました。 - 大阪王将、ナメクジ告発の店舗閉店へ 運営元とのフランチャイズ契約を解除
大阪王将は「調査の結果、契約違反が認められましたため」と説明しています。