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田んぼに現れたモンスター……? 稲の収穫風景の画像が今にも動き出しそうだとTwitter上で話題になっています。
「この時期限定で田んぼに現れる者たち」のコメントと共にツイートされた、収穫直後の稲束の画像に注目が集まりました。今にも動き出しそうな妖怪のような画像を投稿したのは、道民の人(@North_ern2)さん。リプライ欄には「これが動き出し、なまはげになるのです」や「夜中にこの前を通る時には、早足になりそう」といった声があがりました。
画像にある束ねた稲は、刈り取ったあと棒などに架けて2週間ほど天日と自然風によって乾燥させている最中のもの。この自然乾燥は「稲架掛け」(はさがけ)などと呼ばれ、地方によって稲掛(いねかけ)、稲架(とうか)など、さまざまな呼称があります。
「稲架掛け」は長期保存には籾の水分量が多すぎる収穫直後のコメを乾燥させる昔ながらの方法。メリットとしては、ゆっくり乾燥するので割れ粒発生や味の低下が少なく、穂の形が残ったままで乾燥するので刈り取ったあとでも熟成が進むといったことがあげられます。
最近はコンバインで刈り取り、乾燥機で乾かすのが主流。しかし、アミノ酸などの栄養素が増えることや、逆さに干すことによってうま味が実へと下りてくるといった考えから、こうした伝統的な干し方を採用するところもまだあるそうです。
投稿の画像はモンスターの大群にも見え、リプライ蘭には「退化したモリゾーみたい」などの声も。今にもわさわさと動き出しそうな稲わらがTwitterユーザーを引きつけています。
画像提供:道民の人@新刊・ひなび旅館特集本(@North_ern2)さん。
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