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「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。
【ライター望月の駅弁膝栗毛】:ごっつぉ釜めし
いよいよ実りの秋・本番です。朝夕の気温が下がってくるとご飯も少しずつ温かいものが、恋しくなってきます。秋から冬にかけては、紐を引き抜いて蒸気で温める「加熱式駅弁」が本領を発揮する時期と言ってもいいでしょう。名物駅弁を数多く出している新潟・直江津の駅弁屋さんが、この秋、主に地元の方向けに加熱式容器を使った、ちょっぴり豪華な「釜めし」を製造・販売しています。さっそく、私も味わってみました。
新潟からの特急「しらゆき」号が、約2時間をかけて、新潟の下越・中越地方を走り抜け、上越地方の中心地、直江津・高田を経由して上越妙高駅に入ってきました。街の郊外の駅だけに、駅の周辺には稲穂が垂れた田んぼが広がります。最近は庄内・秋田へ向かう「いなほ」としても活躍している、「しらゆき」の車両ですが、米どころを走る特急列車は、田んぼがよく似合いますね。
「鱈めし」「さけめし」「にしんめし」をはじめとした名物駅弁を数多く製造・販売している、直江津駅・上越妙高駅の駅弁屋さん「ホテルハイマート」。この秋は、ホテルのイベント弁当として、期間限定・予約制でちょっぴり豪華な加熱式の釜めしを販売していました(2022年は9月30日まで)。
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