働きながら「ていねいな暮らし」は無理！ 心の叫びを描いた漫画に「わかる」「私じゃん」と共感集まる（1/2 ページ）

働けば働くほどていねいな暮らしから遠ざかる気がしてくる……。

[宮原れい，ねとらぼ]

　心と時間に余裕を持ち、手間をかけて潤いのある日常生活を送る――そんな“ていねいな暮らし”に憧れるも「労働しながらていねい生活無理だろ」とつぶやく漫画に、Twitterで共感の声が上がっています。作者はゐ（@irk_hrk）さん。

なんという現実

　1ページ目で描かれるのは、暮らしの中のひとつひとつの家事を余裕も持ってこなす女性。朝に土鍋でご飯を炊いたり、自家製梅干しを作ったり、音楽を聞きながら掃除や洗濯をしたり……。

あくまでイメージする理想の生活

労働しながら「ていねいな暮らし」をすることの難しさよ……

　しかし次のページでは、夢から覚めたように「ってんなわけねー！」「迫りくる納期、休日返上、ていねい生活する暇も心の余裕もねー！」と現実の自分がツッコミを入れます。

　目の前の仕事に忙殺され、自炊する余裕もなく、高いデリバリーで済ます日々。他にもストレスで爆買いしてしまい、貯金もできないという悪循環に、「いつ出来るんだ ていねい生活……」と嘆く姿が切ない……。

あれ、目から水が……

　読者からは「うわぁ…分かりたくないけどわかる」「私じゃん」と共感が寄せられ、「悲しいほど余裕がないです」「それな！！働きたくなくて仕事詰め詰めにしたら、まさかの出費が増えるドツボ！」と、負のスパイラルが終わらないといった声もみられました。

　余裕を作るために頑張ったつもりが、逆にどんどん余裕がなくなっていくのは確かにあるあるかもしれませんね……。暮らしを丁寧にする前に、まずは自分の心と身体を大切にしたいと思わされる漫画でした。

　ゐさんはTwitterとnoteにて、日常のあるあるや恋活漫画、推し活の闇を描いた「ブチヲと麗奈」シリーズなどを更新中です。

作品提供：ゐ（@irk_hrk）さん