飢えや寒さをしのぎ生き抜いてきた野犬の親子 保護後に見せた“安心した表情”に「ずっとのお家が見つかりますように」「幸せになってね」の声
家族で保護してくれてありがとうございます。
野犬の母子が保護される様子と、検査直後の姿がInstagramに投稿され「子供達の嬉しそうなお顔を見て私も嬉しくなりました」「頑張って生きて来た可愛いワンちゃん家族ですね」「この姿が見たかったです」と話題です。動画は記事執筆時点で、合わせて65万回以上再生されています。
話題となっているのは安倍誠(@makoto_abe15)さんのInstagramに投稿された、野犬の母犬と子犬2匹です。安倍さんは、人と動物がともに幸せになれる社会、殺処分がない世界の実現を目指して、ピースワンコ・ジャパン(※)の一員として活動しています。
※ピースワンコ・ジャパン=犬の殺処分ゼロを目指す事業。国内外の自然災害、あるいは紛争や貧困など、人為的な要因による人道危機にさらされた人びとを支援する、特定非営利活動法人(認定NPO)ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が国内で行っている事業の1つ。
この日、保護施設に到着したのはガリガリに痩せた白い野犬の子犬。母犬ともう1匹の子犬は一足先に保護されて離ればなれになり、とても不安だったことでしょう……。待っていたスタッフさんも一緒に「頑張れ、かわいいな」と優しく声をかけてくれます。こういうときのワンコの心理状態は“恐怖”なので、「怖くないよ〜、大丈夫だぞ〜、かわいいぞ〜」と愛情を込めて声をかけることはとても重要なのだそうです。ともにきびしい環境を生き抜いてきた家族の待つケージに合流して一安心!
保護されたワンちゃんたちはまず、健康状態のチェックや各種検査、必要な医療処置をします。それが終わってから「人馴れ」「譲渡」……と、長い道のりが始まります。
3匹の母子にとっては、とても長かったであろうこの日……。検査が終わると、家族そろって熟睡してしまいました。保護してくれた人たちや、ここの施設は安心できると思ってくれたのかな……? 1日お疲れさまでした。これからは、飢えや寒さの心配することもなく、生きる喜びや幸せをたくさん感じてね!
3匹は名前も決まりました。ママの名前は「トゲキッス」、男の子は「トゲチック」、女の子は「トゲピー」……かわいらしさが人気のポケモンの名前です。だけどこれはあくまで仮の名前。次は、家族としてずっとその名前を呼んでかわいがってくれる人から新しい名前をつけてもらおうね!
動画には、「親子が再び揃い、くっつき合ってる可愛らしい姿を見せていただき安心いたしました。不安な表情が少し柔らいだようにも見えます。心の底から安心できるあたたかい家族に巡り合いますように!」「いつか優しいご家族と巡り合って、ずっとずっとの幸せをみつけてほしいですが、もうしばらく親子で一緒にいさせてあげたい気がします。どうか、この親子が笑顔で幸せな毎日を過ごせますように…」といった声が寄せられています。
元野犬だった保護犬を迎えることは決して簡単なことではなく、もしかしたら3匹そろって新しいお家へのお引っ越しは難しいかもしれません……。今は家族で過ごせる時間を大切に過ごしてほしいですね!
毎日のように行き場のないワンちゃんたちを助けるために奔走する安倍さんの活動や、保護されたワンコの様子は、Instagram(@makoto_abe15)で見られます。
画像提供:安倍誠(@makoto_abe15)さん
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これからも飼い主さんたちと幸せな日々を!