約6分でスマホの買取査定ができるスゴいマシン……だと? スマホを売ったことがないライターが“どれくらい使えるのか”試してみた
「じゃんぱら D-Style秋葉原店」などに設置されている、その名も「おまかせ自動買取くん」。
ライターの神田(こうだ)です。みんな持ってるスマホ、猫も杓子もスマホ、電車の中でもスマホと、もはやスマホがなければ生活できないと言っても過言ではないわれわれ。
新しい機種が出たら買い替えて、いろんな新機能に一喜一憂しています。
ですが皆さん、
誰かにあげたり売ったりする人もいるかもしれませんが、大半の人が家に古いスマホをほったらかしているのでは?
かく言う私もその一人。新しいスマホに買い替えた途端、古いスマホのことはスコンと頭から消えてしまいます(かわいそうですね)。
どうやら中古販売ショップなどで売れるらしいけど、なんか店員さんに自分の使ってたスマホをじろじろ見られて値踏みされる時間が気まずそうだなと思っています。
そんな中、ねとらぼ編集部から筆者に、秋葉原に「不要なスマホを非対面で査定して買い取ってくれるマシンがある」との情報が。そんなものあるわけが……。
そこで、今回はスマホ・PC、タブレット端末などの中古販売に特化した「じゃんぱら D-Style秋葉原店」に伺いました。
店内はiPhoneやiPadなど端末がズラリと並び圧巻です。ガジェット関連に詳しくないのでなんか月並みな感想だけど秋葉原にやってきたという感じがする。本当にここに無人で査定してくれるマシンがあるのでしょうか。
「おまかせ自動買取くん」って何?
ありました。
その名も「おまかせ自動買取くん」。2022年10月に設置され、現在はiPhoneを専門に受け付けているのだそう(今後取り扱い端末は拡大予定)。
その近未来的な佇まいはゲーム「Fallout」シリーズに出てくる自動販売機(の、めちゃくちゃきれいなやつ)を彷彿(ほうふつ)とさせます。
この「おまかせ自動買取くん」は、申し込みから精算までの手続きが非対面で完結するサービス。AIにより外装や端末情報を分析して、平均6〜7分で迅速に的確な査定金額をはじき出してくれるのだそうです。
ふ〜ん、なんかすごそうだけど使ってみないと分からないよね……ということで実際に試させてもらうことに。
今回はお店からスマホ3種を貸し出してもらいました。最近iPhoneを買い替えた人が手元にありそうなラインアップ。
キズありのものもありますが、果たして買い取ってくれるのか気になります。
事前に準備をしよう
「おまかせ自動買取くん」を利用するときは、事前にじゃんぱらの会員登録と本人確認が必要なため前もって済ませておきましょう。
事前の流れとしては、
まずじゃんぱらのWebサイトから自分の売りたいスマホを検索して、
次は、使用状況や状態を確認。当てはまるものにチェックを入れてセルフ見積もりが完了したら「自動査定買取リスト」に登録。ここで概算の買取上限金額が表示されます。
マイページに買取申込完了の表示がされたら準備完了。ここで表示されるQRコードを端末にかざして自動買取を進めていきます。
もしも不明な点があったら、じゃんぱらWebサイト内「おまかせ自動買取くんの使い方」から確認してくださいね。
「おまかせ自動買取くん」を体験!
さて、査定してくれるスゴいマシンの前にやってきたライターの神田(こうだ)です。
正直ホントに無人でできるのか、納得いく査定をしてくれるのか訝しんでいます。人間をナメるなよ。聞いてるのか?
行くぞ!!!!!!!!
まず端末の「査定を開始する」ボタンをやさしく押します。人と機械にはやさしくしたいから。
そして筐体のQRリーダーに先ほどマイページに表示させたQRコードをかざします。
「おまかせ自動買取くん」に端末を接続。ネットワーク利用制限や初期化の確認が行われます。
そうすると画面に今読み込ませた端末の査定金額概算が表示されます。
1万円〜6万1000円と幅が広いですが、これはキズや消耗具合によって査定金額が変動するため。満額で買い取ってもらえたらいいのですが……。
そのあとFace IDが設定可能な端末の場合は、Face IDの検査を行います。検査が完了したら次のステップへ。
ケーブルを取り外し、画面の指示に従って店内Wi-Fiに接続します。
そうすると、「査定ボックスを開きます。」というボタンが出てきました。
なんだ!? 恐る恐る押すと……?
ここが……?
開いた!!!!!!
「シュイーーン」とかっこいい音とともにボックスが開きました。
私は「ガンダム」シリーズは1つも見たことがないですが「なんかガンダムみたい」という頭の悪い感想が浮かびました。
満を持して開いた査定ボックスに端末を入れて、画面の指示に従ってスマホの位置を調整します。
そして査定ボックスを閉めると、「おまかせ自動買取くん」が端末を検査してくれます。いったいどんな査定金額が出るのかドキドキです。
査定時間は6〜7分ほど。人の手だと混雑状況によっては30分〜1時間以上待つこともあるそうなので、かなりスピーディーと言えます。
査定金額が表示されました! いったいどうなる?
査定金額は概算金額のMAX6万1000円! 「おまかせ自動買取くん」やるじゃん……。
査定金額のほかに、端末の外観や機能面のチェックリストも表示されるのでちゃんと納得感があります。
面白いなと感じたのは、今までの「バッテリーの充電回数」が表示されること。
寝る前に充電し、友達のモバイルバッテリーを借りて充電し……と、日々を共に過ごしたスマホ。今思えばその充電回数こそスマホが生きていた記録ではないでしょうか。
「バッテリーの充電回数」は人の手による査定では分からないため、自分のスマホの充電回数を知りたい人は「おまかせ自動買取くん」の利用をおすすめします。あとなんかゲームのリザルトみたいでかっこいいし。
査定額に納得できたら手続きを進めます。
「確定」ボタンを押すとスマホはボックス内に格納されて取り出すことができなくなります。今まで使ったスマホとの今生の別れですね。切ない……。
お店の人によると、ここの画面ですごく悩んで売らずにキャンセルする人もいるそう。ですが今回は借りているスマホなので躊躇(ちゅうちょ)なく確定ボタンを押します。
ピース! (^o^)v
急にピースのPCが出てきて査定完了です。ニッコニコのウッキウキです。そりゃそう。
買取代金の受け取りはその場ですぐに手続きできて、マイページから希望の銀行口座へ振り込みか、セブン銀行ATMで直接現金で受け取れます。最後まで非対面で進められノンストレス。最初は機械の査定って大丈夫かなと思っていましたが、十分に満足の行く結果でした。
また、残り2つのiPhoneについても同様に査定をしてみました。
画面割れがあるiPhone Xの査定金額は5000円と、スクリーンの割れとバッテリー消耗度を考慮した結果になっています。ですが、割れているスマホでもちゃんと買い取ってくれるなんてすごい。
正直、画面が割れたものでもちゃんと査定してくれるのか不安でしたがさすが「おまかせ自動買取くん」です。
iPhone 8の査定金額は6000円。バッテリーの劣化がありましたがしっかり価格が付きます。iPhone 8は2017年に発売された機種なので、今(2022年)から5年前と考えると素人感覚では御の字だと思いました。
また、2023年1月31日までの間、「おまかせ自動買取くん」の利用で最大5000円分のお買い物券やオリジナルエコバッグなどが当たるくじ引きが引けるほか、査定金額に500円プラスするキャンペーンも実施中だそうです。やるっきゃないですね。
ちなみに人の手でそれぞれ査定をしてもらったところ、以下の通りの結果に。
- iPhone 12:6万390円
- iPhone X(キズあり):5000円
- iPhone 8:6500円
なんと! プロのスタッフの査定額と機械の査定額にはほとんど差がないということが分かりました。
なぜ「おまかせ自動買取くん」は生まれた?
「おまかせ自動買取くん」についてもっと知りたい、ということでお店の方にお話を聞いてみました。
神田 「おまかせ自動買取くん」が生まれた背景を教えてください。
店舗スタッフ コロナ禍で対面接触のハードルが高まる中で、お客様の負担を減らし、安心してスマホ買取を利用いただくためにじゃんぱら独自に開発しました。店舗スタッフの負担を軽減する目的もあります。
神田 設置しての反響はいかがですか?
店舗スタッフ まだ始まったばかりなのですが、近未来的な体験ができると面白がってくれるお客様が多いですね。来店時間も問わないので、ふらっと訪れて気軽に利用できるのも魅力だと思います。対面買取だと、お店の混雑状況によっては長くお待たせしてしまうこともあったのですが、「おまかせ自動買取くん」だと平均6〜7分とスムーズに買取査定いただけます。
神田 「おまかせ自動買取くん」を利用するときに、高く査定してもらうコツはありますか?
店舗スタッフ これは対面でもそうなのですが、事前に端末をシートなどで拭いてきれいにしておくことですね。「おまかせ自動買取くん」はAIで読み取るので、本体が汚れていると査定金額が下がってしまうおそれもあります。ですので、ご満足いただける体験になるようAIの傷判定は緩めに設定されていたりするんです。
神田 ちなみにじゃんぱらでは他にどのような買取サービスがありますか?
店舗スタッフ 「お店への持ち込み」や店舗へ送付する「通信買取」、専用キットに梱包して送付する「おまかせ買取」があります。シチュエーションに合わせてご利用ください。
神田 最後に今後の展望とメッセージをお願いします。
店舗スタッフ 「おまかせ自動買取くん」はまだスタートしたばかりですが、将来的には街なかにも設置して、ジュースを買うような感じでより気楽にスマホ買取査定をいただけるようになればいいなと考えています。
まず試してみて、「意外とスマホ売るのって簡単なんだ」と思ってくれたらうれしいですね。じゃんぱらが皆さまのデジタルライフを快適にする一助となれば幸いです。
まとめ
スマホを売る体験は今回が初めてでしたが、思ったよりもスムーズに買取査定ができて驚きました。「おまかせ自動買取くん」は自動で買い取ってくれるすごいやつでした。疑ってゴメンね……。
今後もし不要になったスマホを売る機会があればぜひ利用してみたいなと思いました。
あとここの査定ボックスが開くときホントにかっこいいのでぜひ生で見てみてください。
(神田匠)
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提供:株式会社じゃんぱら
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2022年12月28日