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洋菓子ブランドの「ケーキ」パクリ騒動 運営元は「模倣」と認めて謝罪 「担当者が会議に持ち寄った写真に含まれていた」(1/2 ページ)

運営元のティーケーシンが12月15日に謝罪しました。

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 フランス発の洋菓子ブランド「beillevaire ベイユヴェール」に、自身らがデザインしたものと酷似したケーキが販売された――。あるフラワーケーキデザイナーによるSNS上での投稿を受け、同ブランドを運営するティーケーシンが商品を「模倣」と認めて謝罪しました。

 該当デザイナーは12月8日、自身らが2019年にデザインしたケーキの写真と、ベイユヴェールが最近発売したケーキの写真を並べて投稿。「パクリといいたくないけど参考にされたことがわかるくらい配置がまるまる一緒で、ひとつひとつ時間かけて作品作りしてる身としてはとても悲しい」と心情を吐露していました。

 ティーケーシンは12月8日に該当デザイナーから連絡を受け、12月9日に営業部取締役部長より該当デザイナーに連絡。12月9日から13日にかけて、社内で確認・調査を実施したところ、販売した商品は「模倣」と判明したとしています。

フランス発の洋菓子ブランド「beillevaire ベイユヴェール」に、酷似したケーキが販売された――。あるフラワーケーキデザイナーによるSNS上での投稿を受け、同ブランドを運営するティーケーシンが12月15日に謝罪 ティーケーシンが販売していたケーキ
フランス発の洋菓子ブランド「beillevaire ベイユヴェール」に、酷似したケーキが販売された――。あるフラワーケーキデザイナーによるSNS上での投稿を受け、同ブランドを運営するティーケーシンが12月15日に謝罪 ティーケーシンが販売していたケーキ

 ケーキが酷似したデザインとなった経緯については、社内で月1回実施している「新商品・開発会議」で、企画担当者が持ち寄ったイメージ写真のなかに、該当デザイナーが製作したフラワーケーキが含まれていたことが原因と説明しました。

 すでにティーケーシンは12月13日、該当デザイナーに文書で経緯を説明したうえで謝罪しているとのこと。了承が得られるのであれば、直接対面して謝罪する意向を示しています。

 今後、商品はすぐに販売停止し、既存商品はすべて回収して廃棄。公式サイト上の掲載についても即時掲載中止のうえ、SNS上での投稿も削除するとしています。

 ティーケーシンは「関係者各位の皆様へ深くお詫びするとともに、今後このようなことが起こらぬよう、従業員の指導を徹底してまいります。また商品開発にまつわる社内体制、およびコンプライアンス体制についても、外部専門家の指導を受け、取締役含め全社員再教育を徹底し、より一層管理体制を強固なものとし、再発防止に努めていく所存でございます」と述べています。

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