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相鉄・東急直通線が2023年3月18日に開業 鉄オタもびっくり「海老名発小川町行き」設定! 直通先と運行体系の変化は?(1/2 ページ)

早朝の「ひかり533号」にも乗り換え可能に!

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 相鉄線と東急線が相互直通運転を行う「相鉄・東急直通線」が2023年3月18日に開業します。これまでに発表されている運行計画をまとめました。

相鉄・東急直通線 運行計画
相鉄線と東急線が「新横浜駅」で接続する(画像:東急電鉄)

 相鉄・東急直通線は、「相鉄新横浜線」と「東急新横浜線」からなる約10キロの路線です。それぞれ相鉄本線・いずみ野線、東急東横線・目黒線と接続し、神奈川県央部・横浜市西部と東京都心が直結します。東急新横浜線には新綱島駅を新設します。

相鉄・東急直通線 運行計画
相鉄・東急直通線の開業による広域的な鉄道ネットワーク(画像:7社局リリース)
相鉄・東急直通線 運行計画
直通運転の形態(画像:7社局リリース)

 相鉄本線からは主に東急目黒線(目黒方面)に乗り入れ、都営三田線、東京メトロ南北線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線(朝夕のみ)に直通します。本数は平日54本、土休日45本。行き先は平日の場合、西高島平行きが26本、浦和美園行きが19本などを設定します。

 相鉄いずみ野線からは主に東急東横線(渋谷方面)に乗り入れ、東京メトロ副都心線、東武東上線に直通します。本数は平日46本、土休日43本。行き先は平日の場合、和光市行きが19本、川越市行きが7本など。さらに土休日には海老名始発の東武東上線・小川町行きを1本設定します。

 平日ダイヤで相鉄線から東急線方面に直通する列車は100本となり、海老名から新宿方面を結ぶ相鉄・JR直通線の46本とあわせ、1日あたり合計146本の列車を都心方面に運行します。

相鉄・東急直通線 運行計画
土休日の東急線直通列車には「小川町行き」の設定も(画像:相模鉄道)

 一方、東急線からは、相鉄本線方面に平日60本、土休日49本。相鉄いずみ野線方面に平日40本、土休日39本の運行を計画しています。

 東急新横浜線を通る列車はすべて東横線または目黒線に直通し、列車種別は東横線が急行、目黒線が急行または各駅停車です。西谷〜新横浜は全列車が停車します。日中の運行本数は毎時2本で、朝のラッシュ時には上り東京方面に毎時最大16本を運行する計画です。

相鉄・東急直通線 運行計画
相鉄・東急直通線と南北線は朝夕のみ直通運転(画像:東急電鉄)

 1日あたりの本数は平日の場合、副都心線方面に38本、南北線方面に20本、三田線に30本。東急線から相鉄線へは副都心線方面から35本、南北線方面から18本、三田線から31本です。

 開業後、海老名〜目黒は最速53分(現在より約29分短縮)、二俣川〜目黒は最速38分(現在より約22分短縮)、湘南台〜渋谷は最速51分(現在より約22分短縮)になります。

相鉄・東急直通線 運行計画
相鉄・東急の結節点となる新横浜駅(画像:鉄道・運輸機構)

新横浜駅へのアクセスも大幅に改善

 東急や相鉄の各路線から東海道新幹線の新横浜駅を利用しようとすると、これまでは横浜駅や菊名駅などでの乗り換えが必須でした。相鉄・東急直通線が開業することで、新横浜駅から東海道新幹線を利用しやすくなります。

相鉄・東急直通線 運行計画
相鉄・東急直通線の開業にあわせて、新横浜始発の下り臨時「のぞみ」を新設(画像:JR東海)

 相鉄・東急直通線の開業にあわせ、JR東海は同日のダイヤ改正で、新横浜始発の臨時「のぞみ491号」を新設し、土曜日と月曜日を中心に運行します。相鉄線、東急線方面からは5時台に新横浜に到着する列車を運行し、「ひかり533号」にも乗り換えできます。

 東急では、朝ラッシュ時の東横線で、菊名始発の各停のうち毎時4本を相鉄線直通の急行に変更します。減便となる各停は、利便性に配慮して間隔をできるだけ統一し、約4〜7分で運行します。

相鉄・東急直通線 運行計画
相鉄いずみ野線では「特急」が復活。東急線に乗り入れ(画像:相模鉄道)

 この他、相鉄はいずみ野線の快速と本線の特急の運転時間を拡大し、横浜方面への利便性を維持するため「西谷発の横浜行き」と「横浜発の西谷行き」を新設します。

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