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物議を醸していた“女性はシングルマザー限定”のマッチングアプリ「coary(コアリー)」が、公開の翌日に一時配信停止となりました。同アプリをめぐっては「子どもへの加害や暴力から逃げた妻を探すのに利用するのでは」などの懸念が指摘されていました。
同アプリは日本シングルマザー支援協会公認で、起業家で「前澤ひとり親応援基金」を創立した前澤友作さんが監修を務めていました。
1月27日にアプリがリリースされると、男性の登録者が「子どものいる女性との恋愛を希望する人」のみとなることから不安視する声が殺到。“シングルマザー限定で相手を探す男性”は、子どもへの加害を目的とする者が多数紛れ込むのではないかとの意見が寄せられました(関連記事)。
coary運営元は28日、「皆様からのご指摘を受けまして、一時的にアプリの配信を停止することになりました」と発表。「シンママ当事者のご意見をいただきながら、事前に予防措置や監視体制も準備しておりましたが、今回お寄せ頂いたご意見を踏まえ、より慎重に進めるべきであると判断いたしました」
早急にコンセプトや機能・サービス内容を改善し、利用者の安心・安全を保証できると判断したうえで、あらためて知らせるとしています。既に利用しているユーザーには、今後の方針について別途アプリ通知などで連絡し、課金については全額返金するとしています。
前澤さんは、「懸念事項に対する対策や、一部の表現などに問題があったと反省しております。改めてシンママの皆様に喜んでいただける方法がないのかを再考いたします」とコメントしています。
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