手のひらにごろんとのる大きなドングリ。沖縄に生息する“日本一大きなドングリ”の写真がTwitterに投稿され、注目を集めています。
投稿したのは沖縄で子ども向けの自然教室を開催している「ネコのわくわく自然教室」の公式Twitterアカウント(@NecoWaku)。奄美大島から西表島までの範囲内固有種である「オキナワウラジロガシ」には、3〜4センチもの大きなドングリが実ることで有名です。
そして、大きいだけではなく、「オキナワウラジロガシ」は中身がぎっしり詰まっていて重たいのだとか。「食べたい」というコメントに対し、同アカウントは「食べ応えありそうな大きさですが、渋くて食べられないそうです」と回答しています。
沖縄では「オキナワウラジロガシ」のほか、「イタジイ (和名スダジイ)」「マテバシイ」などのドングリが見られるとのこと。この中でおいしく食べられるのは「イタジイ」だけだそうです。
この他にもさまざまな反応があり、「オキナワウラジロガシ」のあまりの大きさに、「これは(ドングリではなく)、クリ!」とコメントした人には、「クリもドングリの仲間のひとつ、という分け方もされこともあるのが、こう見るとよくわかりますね!」と返信しています。
また、「リスや野生動物達が喜びますね」と言う人には、「リスは沖縄にはいないのですが、世界で沖縄本島、奄美大島、徳之島だけに棲息している日本最大のネズミ『ケナガネズミ』が食べているようです」と回答。日本一大きいドングリを食べる日本最大のネズミとは、スケールの大きさが感じられます。
そして「これは持ち出したらダメなやつですか?」という質問には、「種類というよりも場所によります。国立公園の特別保護区になっているエリアは厳禁。そこでは厳密には葉っぱをちぎるレベルもアウトです。それ以外のエリアは基本的に土地管理者の規定によります」と回答。国立公園内では動物や植物に留まらず、石を持ち帰るのさえもNGなので、珍しいものを見つけても、その場で観察してくださいね。
「ネコのわくわく自然教室」は公式Twitterアカウントや公式ブログにて、沖縄の自然や活動の様子を発信。動植物や軽石についての書籍も販売しています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ただの仮設トイレではありません 「全米トイレアワード」1位のトイレに隠された予想外の仕掛けにびっくりする
脳がバグる。 - つまり“ちいかわ”ってコト!? ちいかわそっくりな名前の川に「本当にちいかわだ」「今後ちいかわの聖地になりそう」と盛り上がる
静岡県にある二級河川だそうですが……。 - 雪の中の「鶴ヶ城」が水墨画のような美しさ! 「もはや雪舟」「白と黒のコントラストが堪らん」と感動の声
なんとも上品で雅びな姿。 - 通販でポチると物理的に「経済が回る」ボタン 散財の罪悪感を減らす発明に「天才」「回し続けなきゃ」
これは回ってますね。