小学生に大人気のYouTuberが明かす「こんな影響を与えているとは」 好きを仕事にする原体験、史上初のイベント開催秘話インタビュー(2/3 ページ)
あにまるず Animals×ちゃんねる鰐×マーシーの獲ったり狩ったり×真夜中のビバリウムの座談会の様子をお届け。
――今回のイベントはそういったファンとの“交流”に特化していたと思います。参加した感想を教えてください。
真夜中のビバリウム:僕ら爬虫類系YouTuberは普段から結構、イベントや即売会で視聴者の方と会う機会が多いんですけど、今回のような生き物系のYouTuberだけが集まって、そのファンの方だけが集まるっていうイベントは初めてです。今後も大切にしていきたいと思いました。
鰐:そうですね、生き物の即売じゃないイベントを開いたのが初めてで、始まる前は正直、何人来るか全然読めなかったんです。1日50人くらいかなとか思ってたんですよ。だけど、思いのほか1日200人以上が集まってくれて、自分のブースだけで50人くらいが来てくれたり、外まで並んでくれたり……。そんなに「YouTuberに会いたい」と思って来てくれる人がいるんだというのが衝撃で、すごくありがたいです。
あとはやっぱり、今回のイベントに出ているクリエイターの人たちは普段から会っている仲間ではあるんですけど、同じ趣味を持つ“仕事の同僚”という感じで。本来、YouTuberなので同僚という存在はいないんですけど、同じ喜びや悩みを共有できる仲間とこうして会えるのは楽しいです。「お互い頑張ろうな」「最近そっち伸びてるよね」みたいな話をするとモチベーションが上がるし、刺激になります。
マーシー:僕はあまりファンの方と対面で会うことがないんですよね。こういうイベントに参加するのも2回目ぐらいとかで、普段は書き込んでいただいたコメントを読むくらいしかファンの方と接する機会がないんです。実際どういう気持ちでコメントを書いているのか分からないなかで、こうして会いに来てくれて、「動画面白かったです」とか、「この動画がきっかけで他の動画も見るようになりました」という感想を直接聞けると、すごい応援してくれてるんだなぁ、作ってよかったなぁ……と思います。
コメントだけでは味わえないうれしさというのがあって、本当にありがたいです。またやりたいです、良いイベントだと思います。
えーし:実はですね、今回のイベントは僕が鰐さんに「一緒にやりましょう」と声をかけたところからスタートしたんです。普段からイベントでファンの方と会う機会はあるんですけど、純粋に「この人に会いたい」「話をしてみたい」と思って来てくれる人ってどのくらいいるんだろうと思って。
その可能性を知りたかったのと、あとはファンの方にしっかりとお礼を伝えたり、ちゃんと話せる場を設けたりっていうことができるイベントを開催したかったんです。そういう一人一人を大事にしたいという思いに鰐さんも賛同してくれて、実現することができました。
そもそも僕たち、所属事務所が違うんです。YouTuber同士のつながりはあっても事務所のしがらみだったり関係性だったりがある。「それをぶっ壊してでもやりたい」と思える仲間であり、僕たちだけではなくいろいろな大人が協力してくれて、成功に導いてくれたんです。だから僕、実現できたこと自体に満足しちゃってます。会場選びから何まで、たくさんの方に協力していただいたので。
あとはやはり、同じことを切磋琢磨(せっさたくま)してやってる仲間なので、箱推しじゃないですけど、このイベントをきっかけにこれからさらに芽を出していくクリエイターたちのことを知ってもらえたらうれしいです。僕も結局、YouTubeでの活動はいろいろな人とのコラボや助けがあって認知していただいたので。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします!
真夜中のビバリウム:引き続き自分が楽しんでいくのが一番良いのかなと思っているので、それを皆さんにお届けしたいと思っています。
鰐:これからもたくさん、いろいろな生き物の魅力を発信していきますので、苦手な生き物もいるかもしれないけど、そういう苦手意識や色眼鏡を外して楽しんで見ていただきたいです。
マーシー:いつも見てくださってありがとうございます。視聴者さんが思っている以上に、投稿者のメンタルは視聴者さんに支えられており、非常に左右されます。そして視聴者さんが思っている以上に、本当に感謝しています。
おそらくYouTuberは皆そうなんですけど、視聴者さんたちのおかげで僕たちは活動ができています。僕の場合は生物生態系の保全活動ができているので、その援助をしているという意識をぜひ持っていただきたいです。そのくらい素晴らしいことをしてくれているんだよってことを伝えたいです。
えーし:僕とマーシーさんって、活動の内容は逆なんですよね。マーシーさんの場合は保全もそうだけど、生物生態系を守るためにときには生物を殺さないといけない。そして僕たちは保護生物を生かすということしている。おのおのの考え方や活動に異なる部分はあって、生命に対する取り組み方や目線は別としても、ファンを共有できていること、こうして仲間として一緒に活動できて、それにファンが付いてきてくれることは不思議に思っていると同時に、素晴らしいことだと思っています。
だから、それぞれのポリシーや頑張りというものがたくさんの人に伝わってほしいと思います。今回のイベントに参加した若いクリエイターたちを含め、本当に皆面白くて、さまざまな視点を持って活動をしているので、ぜひ見てほしいです。あとは本当に、皆さんいつもありがとうございます、という気持ちです。
(了)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- お散歩中のアルマジロに大好物を見せたら……? 予想を裏切る結果に驚きと「こんなにアルマジロの生態が分かる動画はないですね」の声
そっち優先だったか。 - 大量のアジにペンギンが発狂→「あ、あ……あぁあああ!!!!」 歓喜の雄たけびをあげる姿が700万回再生突破!
大好きなものがたくさんあるとうれしいよね! - 超大型犬コンビの暮らしに、子犬が仲間入りしたら…… 自分の子どもに戸惑いつつ、少しずつ近づく距離がほほ笑ましい 3匹の飼い主に話を聞いた
これから3匹で楽しい毎日を! - 【人気動物YouTuberインタビュー】猫が液体であることを完全に証明した人気猫・まるさん 流れるような動きに称賛の声集まる
個体から液体への変貌がすばらしい。 - 勤続半世紀、国立科学博物館の“必殺仕事人”が描いた「世界の鯨」ポスターに秘められた物語
日本で初めて発見されたイリオモテヤマネコの飼育をしていたという驚きのエピソードも。