丸亀製麺で5月16日から、持ち帰り限定の新商品「丸亀シェイクうどん」が販売開始となる。「シェイクうどん」という単語を私は初めて聞いた。その名の通り、「シェイクする」うどんだという。
自動販売機などで飲みものを買うと、パッケージに「振ってからお飲みください」とか「振らずにお飲みください」とか書かれている場合がある。しかし、うどんを食べるのに「振ってからお召し上がりください」と言われたことはこれまで一度もなかった。
ただこれが、手軽で楽しく、そしておいしい一品なのだ。
選べる5種類の「丸亀シェイクうどん」
「丸亀シェイクうどん」は、持ち帰り限定の商品だ。カップに入っているので片手で持ちやすく、外で食べるのにもちょうどいい。その日は曇ってはいたけれど、暖かい気温だったので、「丸亀シェイクうどん」を持って河川敷にランチに出かけた。
季節は春となり、どこかに出かけるにはいい時期になった。遠くまで出かけなくても、自宅の近くを歩くだけでも気持ちがいい。花が咲いていたり、川を見れば魚が泳いでいたりなど、いろいろな出会いがある。そんな季節に、私は「丸亀シェイクうどん」と出会ったのだ。
「丸亀シェイクうどん」には、さっぱり食べられるメニューから、がっつり満足感のあるメニューまで、計5種類の味わいがある。
王道のおいしさ『明太とろろうどん』
まず食べたのはこちら、『明太とろろうどん』。
丸亀製麺特製の明太子、とろろ、刻みのりと青ねぎが乗ったぶっかけうどん。見た目からして絶対においしい組み合わせだということがわかる。
うどんもつるつるした見た目で輝いている。丸亀製麺のうどんは、すべての店舗で毎日粉からつくっており、茹でたてを提供している。
「丸亀シェイクうどん」も同様で、注文を受けてから、その日できたての麺を水で締め、ひとつひとつカップに入れて提供している。打ち立て、茹でたての麺を水できゅっと締めているから、お店と同じつるっとしたのどごし、コシのあるうどんを持ち帰りでも味わえるのだ。そしてスマートな見た目だが、お店で食べる「並」と同じ1玉分の麺がしっかり入っている点もうれしい。
茹でたての麺と具材、そのおいしさを楽しめる時間は、商品を受け取ってから2時間以内だという。ただこのカップの容器がとても持ちやすく、ワンハンドでどこでも食べられる。だから食べたくなったらすぐ、近くのベンチなどに腰を下ろして、そのまま食べ始めてしまっていいだろう。
コシのある麺が美しい。このまま食べてもおいしそうだ。ただ、これは「丸亀シェイクうどん」なのだ。
カップにはもちろんフタがついてくる。フタがしっかりしまっていることを確認したら、なるべく両手でフタを押さえながら、思いきってシェイクするのだ。丸亀製麺公式ではこのようにやり方が紹介されていた。
己の体に流れるビートにまかせ、自由にシェイクする。すると丸亀製麺特製の明太子、とろろ、刻みのり、青ねぎが完璧に混ざり合っていった。
このシェイクするという作業が非常に楽しい。混ざり合いおいしくなっていくのが、振り心地でもわかるのだ。そして食べると、やっぱりめちゃくちゃおいしい。
シェイクすることで、具材と麺とぶっかけだしが、完璧で満遍なく、ひとつの陰りもなく混ざり合い、あの晴れた日の午後のようなおいしさが生まれる。明太子のぴりっとした辛みを、ふんわりとしたとろろが包み込む。つるっと冷たくておいしいぶっかけうどんが、さらに箸の進む味わいになる。一口目から最後までずっとおいしいのだ。
がっつりおいしい『ピリ辛担々うどん』、さっぱりおいしい『梅おろしうどん』
うどんをシェイクする楽しさを、他の人にも感じてほしい。そこで、恋人のユキにも「丸亀シェイクうどん」を買ってあげて、公園で一緒に食べることにした。
「丸亀シェイクうどん」は計5種類の味わいがあるので、好みに合わせて選べる。私は『ピリ辛担々うどん』で、ユキは『梅おろしうどん』を選んだ。
――ユキなんていないのだ。2つとも自分用に買った。ただこのような写真を撮ると、恋人がいない人間でも、恋人と2人で過ごしているような気持ちになれるのだ。
人間が2人いれば、食の好みもさまざま異なるものである。がっつりな『ピリ辛担々うどん』とさっぱりの『梅おろしうどん』には、それぞれ異なるおいしさがある。
『ピリ辛担々うどん』は、豚肉と鶏肉の合わせそぼろを店舗でピリ辛に仕上げた、担々肉みそがポイントだ。さらに刻みのりと青ねぎがいいアクセントになっている。シェイクすると、濃厚なごまだれぶっかけのコクとラー油の刺激が全体に混ざりあってたまらないおいしさになる。
『梅おろしうどん』は、しそとかつおぶしを練りこんだ梅肉、大根おろし、わかめ、青ねぎがうどんの上に乗っている。暑くて食欲がなくなりがちな時期でも、さっぱり食べられる一品だ。
これはユキのために買った分だったけれど、やさしいユキは「ケイ君も一口」とあーんをしてきた。
うどんを2つ買ったけれど、本当は私は1人だった。ただこのような写真を撮るのは楽しい。一瞬は心に何か重いものを感じたけれど、「丸亀シェイクうどん」の楽しさとおいしさで、そんなことは忘れてしまった。
シェイクにとても力が入った気がする。春は出会いの季節でもあるから、「丸亀シェイクうどん」に出会えたように、きっと私にもいい出会いがあると思う。そのような願いを込めたシェイクでもある。だから力が入った。
『梅おろしうどん』も『ピリ辛担々うどん』もおいしいので、つるっと食べられた。カップにはうどんが1玉入っているのだけれど、シェイクする楽しさ、屋外で食べる解放感、そしてうどんのつるっとしたのどごしが心地よく、あっという間に食べきれてしまったのだ。
がっつりとさっぱり、どちらの味わいも楽しむことができた。ユキという見えないものを見ようとして2つ買ったけれど、結果、2倍の幸せが見えた気がする。
革命児『ごまだれサラダうどん』
さらに「丸亀シェイクうどん」シリーズでは、丸亀製麺として初めてのサラダ系の商品も登場する。
サラダうどんというのは革命的なメニューだ。野菜とメインの炭水化物が合体しているのだ。今までランチにサラダとおにぎりを買っていたという人なら、今後はサラダうどんひとつでよくなるのではないだろうか。
そんな革命児がこちらの『ごまだれサラダうどん』である。
彩りが華やかで、オシャレなドリンクのようにも見えるが、オシャレなうどんである。
そして片手で持ちやすいこのカップは、なんと車のドリンクホルダーなどにもぴったり入るサイズなのだ。
シェイクすると、シャキシャキの野菜と打ち立てうどん、ごまドレッシング、ぶっかけだしが絶妙に絡む一品だ。
絡むというのがポイントで、箸で混ぜ合わせるだけでは、こんなにもうどんや野菜にだしが絡むことはないと思う。だってシェイクするから、絶対に絡むのだ。
片手で持ちやすいカップなので、机がない場所でも食べやすい。ドライブ中の小休憩にもいいだろう。
シャキシャキの野菜とコシのあるうどんの食感は素晴らしく、さらにごまドレッシングがズルい。こんなんおいしいに決まっている。めちゃくちゃにおいしい。
満足感ナンバーワン『ピリ辛担々サラダうどん』
今までは屋外で「丸亀シェイクうどん」を食べてきたけれど、もちろん室内で食べるのもオススメである。自宅やオフィスでも、どこでだってシェイクすれば楽しく、おいしいのだ。
『ピリ辛担々サラダうどん』は、サラダうどんにピリ辛の担々肉みそとラー油をプラス。シャキシャキの野菜がたっぷり食べられる一方で、担々肉みそとうどんが絡み合った味わいで、がっつり満足感も得られる。ランチにサラダを食べると、俺ってめちゃくちゃ健康って気がしてくるから好きだ。
「丸亀シェイクうどん」は、シェイクするとおいしくなる。だから思いきりシェイクしていく。
念のために書いておくと、こんなにも力強くシェイクしなくても、きちんと混ざります。仕事が上手く進んでいなかったからですかね、めちゃくちゃシェイクに力が入りました。ただそれが楽しい。食べる前から気持ちがスーッとするのだ。
がっつり濃厚な担々肉みそとピリ辛のラー油が、コシのある麺に絡む様子は、見ているだけで惚れ惚れする。もう文句なしにおいしい。シャキシャキの野菜に、担々肉みその味わいがピッタリで箸が進む。食欲が止まらない。
楽しくて、おいしい!
食べる前から楽しく、食べておいしい「丸亀シェイクうどん」、最高ではないだろうか。
今回発売された5種類全部を食べたけれど、どれもおいしく、その時のお腹の空き具合と気分で選べるラインアップだと思う。ぜひ食べてほしい。マジでおいしいから。この記事、おいしいとしか書いてないけど、おいしいから仕方がないのだ。
(※)一部店舗では販売しておりません。
(※)店舗により販売開始、終了日が異なる場合がございます。
(※)お持ち帰り専用商品です。
(※)うどんのサイズは、(並)のみです。
(※)2時間を目安にお早めにお召し上がりください。
(※)店舗により販売ラインアップが変更となる場合がございます。
(※)両手でフタをしっかり押えながら上下によく振ってください。
(※)容器を強く握るとフタが外れる可能性がございますので、ご注意ください。
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提供:株式会社トリドールホールディングス
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2023年5月15日