1983年式のトヨタ「AE86 スプリンター・トレノ」を掃除のプロが隅々まで洗車する動画がYouTubeで注目を集めています。
動画を投稿したのは、大阪に拠点を構える洗車専門店「SENSE-R」の公式YouTubeチャンネル。ショップに持ち込まれたハチロクことAE86は、オーナー自身が定期的に洗車や補修を行っていたそうで、経年による劣化も見られますが、40年前に製造されたとは思えないほど良好な状態が保たれています。
しかし、鉄粉や水垢などの普通の洗車では落としきれない汚れが気になるようになってきて、専門のプロに任せてみようとショップを訪れたようです。
プロのお掃除はタイヤ・ホイールからスタート。ジャッキアップした車体から取り外して、洗剤と溶剤を使い分けて、隙間に溜まった汚れも徹底的に落としていきます。
次に取り掛かるのはボディー全体の洗浄。高圧洗浄機を使って全体の汚れを軽く吹き飛ばしてから泡状にした洗剤を吹き付けて、筆のようなブラシで窓枠などの隅もしっかりと掃除していきます。
泡立てた洗剤とミットを用意して、ボディー全体を傷つけないように気を配りながら洗い終えると、ボディーはピカピカの仕上がりになりました。
基本的な洗浄が終わったところで、ここからはオーナーの要望に合わせて、固着した鉄粉を取り除く「鉄粉除去剤」を使用。鉄粉と反応すると紫色に変化するので一目瞭然ですね。
鉄粉の反応がなくなるまで何度か繰り返して洗った後は、鉄粉除去剤を残さないように再び洗車してから、水垢の除去に取り掛かります。
カーボン製のボンネットや樹脂パーツには溶剤や除去剤を使って、各所の隙間や境目などに残った水垢はブラシで洗っていきます。表面に残った油分を落とす脱脂作業を経て、最後はワックスで車両全体をコーティングして完了です。
プロの洗車を受けたハチロクは、製造から40年が経ったとは思えないほどピカピカに。白と黒のシンプルなカラーリングにメリハリが出て、まるで新車のような仕上がりになりました。
「SENSE-R」の公式YouTubeチャンネルでは、洗車の様子をまとめた動画を多数投稿しており、日産・スカイライン(ER34)やポルシェ・カイエンなどのクルマから、ホンダ・NSR250などのバイクの洗車の様子も披露しています。
(春山優花里)
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ピッカピカに仕上がってる。