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「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」で矢を買うお金がないからと、諸葛孔明の知恵にならい、敵に射させた矢を回収しているプレイヤーが賢いと話題です。これは策士……!
この“敵に矢を借りる策”は、「三国志演義」や吉川英治版、横山光輝版など、「三国志の物語」で描かれている諸葛孔明のアイデア。孫権陣営と劉備陣営が協力して曹操軍を迎え撃った、「赤壁の戦い」の前哨戦にそのくだりがあります。
※本稿では吉川英治版(青空文庫)を参考にしています
劉備の軍師孔明は、この戦いにあたり孫権軍に参陣していましたが、派遣先でトップを務める周瑜に「いずれ我々の脅威にもなる天才」と恐れられることに。無理難題をふっかけて失敗させ、断罪しようという陰謀で、「曹操軍に対抗するために10万本の矢を10日以内に用立ててほしい」と無茶振りされてしまいます。
それでも、孔明はこの依頼を「3日でやります」と快諾。霧の深い夜に空の船を前線に出し、曹操軍に大量の矢を射させては撤退を繰り返して、船に刺さった矢を回収して10万本そろえたのでした。
このエピソードを、Twitterユーザーの沙流(@saru0219)さんは、ゼルダの伝説にそのまま応用。大きな板でボコブリンの攻撃を受け止め、大量の矢を手に入れました。
このプレイ動画には、「令和の孔明」「これには周瑜も真っ青」と称賛の声が寄せられました。元は孔明の発案とはいえ、ゲームへの応用を思い付くのもすごいですし、それが実現できてしまうゲームもすごい。
動画提供:沙流(@saru0219)さん
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