きょう29日の最高気温は、平年より高く、広く厳しい暑さになるでしょう。東京都心は33℃と今年これまでで一番の暑さとなりそうです。熊谷など関東の内陸部では35℃以上の猛暑日となる所もあるでしょう。熱中症に警戒が必要です。
29日の最高気温 広く平年を上回る
きょう29日の最高気温は、平年より高い所が多いでしょう。
北海道は28℃くらいまで上がる所が多く、真夏並みの暑さが続きそうです。東北は北部では昨日より低くなりますが、南部は昨日と同じか高く、仙台など所々で30℃以上の真夏日となるでしょう。北陸は昨日ほどではないものの、30℃前後で暑さは続く見込みです。
関東甲信は真夏並みの危険な暑さになりそうです。東京都心は33℃と今年これまでで一番の暑さになるでしょう。熊谷は35℃以上の猛暑日となる予想です。
東海から九州、沖縄も広く30℃以上で、7月中旬から下旬並みの所が多いでしょう。湿度も高く、不快な蒸し暑さとなりそうです。
熱中症情報
熱中症情報をみますと、北海道は「警戒」の所が多くなっています。東北や北陸、東海から九州北部は「厳重警戒」の所が多く、関東甲信や九州南部、沖縄は一番上の「危険」ランクとなっています。
気温に加えて、湿度も高く、熱中症リスクが高くなります。暑さ対策を万全になさってください。
熱中症予防のポイント
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
1 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
2 できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
3 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。
熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。
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