advertisement
7月1日より、Twitterで一時的に閲覧制限が導入(関連記事)。ツイートの閲覧数が制限に達した際に表示される「API呼び出しの回数制限を超えた」から派生したとおぼしき、「APIが減る」といった新しい表現が観測されています。
API(Application Programming Interface)は本来、ソフトウェア同士をつなぐ仕組みを指すIT用語。くだんのメッセージは、「APIを介してツイートをサーバから取得できる回数の限界に達しました」と解釈できます。
それが転じて、「API」を「ツイートを取得する際に消費されるポイント的なもの」と捉える人もいる様子。そこから、近年定着してきた「ギガ(通信量)が減る」と同じように、「ツイートの閲覧制限が近づく」意味の、「APIが減る」という表現が生まれたものと思われます。
他の事例では、「APIされた」「APIが出た」「APIくらった」といった表現も。これはAPIを「ユーザーに制限をかける悪いもの」と捉えたものではないかと指摘されています。「BANされた」とノリが近い。
この新しい用法について、Twitterでは「日本語の柔軟さが現れている」「技術者には思いつかない表現」と話題に。「ギガが減るには慣れたけど……」「感覚的には理解できる」など、賛否分かれているようです。
ただ、現状では「APIが減る」や「APIされた」で検索すると、用法について意見するツイートが目立ち、本当に“そのつもりで”使用している投稿は少ないように見受けられます。これらの用法はあくまでも閲覧制限あってのもので、定着するかどうかは今後のTwitter次第かもしれません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Twitterの閲覧制限導入で「制限されるまでの目盛り追加して」の声 プロ制作のデザイン案に「欲しい!」「これは必要」の声続出
規制ギリギリになったらアイコンが赤く点滅してほしいなんて声も。 - 「Misskey.io」が「招待コード運試し」開始 登録者の急増に伴い招待コード発行をくじ引きで制限
閲覧制限で不自由となったTwitterからの移行先候補として注目を集めていました。 - TweetDeck、新バージョン公開 30日以内に有料プラン移行が必須か Twitterでは「爆速でAPI制限になりました」「普通に制限かかって草」の声
いろいろとめまぐるしい……。 - Twitterが一時的に閲覧制限、未認証アカウントで1日1000投稿まで 「Twitter改悪」「他のSNS」などトレンドに
- 「ブルアカ」「アズレン」などのスマホゲームがTwitter連携機能を終了へ