ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

きょうも体温を超える危険な暑さ 週末は今年初の40℃か 熱中症とみられる症状とは

27日も強い日差しでみるみる気温が上昇し、体温を大幅に上回るような危険な暑さの所も。

PC用表示 関連情報
advertisement
Tenki.jp


猛暑

 きょう27日も強い日差しでみるみる気温が上昇し、体温を大幅に上回るような危険な暑さの所も。都心は今月9日目の猛暑日となり、7月の過去最多記録を更新中です。この先も全国的に、猛暑がとどまりません。週末は40℃の予想も。熱中症とみられる症状とは。

きょう27日 朝から危険な暑さ

猛暑

 きょう27日も強い日差しでみるみる気温が上昇中です。

 午前中から猛暑日が続出し、体温を上回る暑さになっている所も。

 午後0時30分までの最高気温は、大阪府枚方市で38.3℃、埼玉県鳩山町で38.1℃など体温を上回る危険な暑さになっている所も。

 東京都心は36.9℃まで上がり、今月9日目の猛暑日となりました。7月の猛暑日最多日数を更新中です。(過去の7月の猛暑日、最多日数は2001年の7日)。東京都心はきょうで、4日連続で35℃以上の暑さとなっています。

きょう27日も40℃に迫る所も

猛暑

 午後も気温が上がり、全国的に猛烈な暑さが続く見込みです。

 予想最高気温は、九州から東北南部にかけて広い範囲で35℃以上、内陸部ではさらに気温が高く体温を上回る暑さや、40℃に迫る所もあるでしょう。京都で39℃、大阪や名古屋、前橋、さいたまで38℃まで上がる見込みです。

 九州から関東、北陸の広い範囲に熱中症警戒アラートが発表されていますが、北海道の十勝地方にも今年初めて熱中症警戒アラートが発表されています。学校の部活動などは、屋外の運動は控えるべき暑さです。できる限り日中外に出るのを控えて、暑さを避けてお過ごしください。

来週にかけて猛暑 週末は今年初の40℃到達か

猛暑

 この先の予想最高気温を見ると、日中は九州から東北まで広い範囲で連日35℃以上の猛暑日となる見込みです。

 仙台でも35℃前後の日が続き、前橋では40℃の予想も。

 日中だけでなく夜間も気温が高いために、暑さ対策を行ってください。

 室内の温度は28℃以下になるようエアコンを使用して、できる限り涼しい場所で過ごすようにしましょう。

 暑さに弱いお年寄りやお子さんにはいつも以上に注意を促して、熱中症に厳重に警戒してください。

熱中症の症状 1.めまいやほてり

猛暑

 日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクトが作成した「暑熱順化ポイントマニュアル」によると、熱中症の代表的な初期症状として、めまいや立ちくらみ、一時的な失神があります。

 めまいや立ちくらみなどの基本的な対処法として、まずは、意識がはっきりしているかを確認しましょう。意識が朦朧としているようであれば、迷わず医療機関へ。意識がはっきりしている場合は、次のような対処法を行いましょう。

1. 安全で涼しいところへ移動させましょう。自分の足で歩ける状態でもめまいや立ちくらみ、一時的な失神によるふらつき・転倒を防ぐために両側から2人で支えることが大切です。

2. 横になって休ませましょう。足を10cm程度高くすることで、心臓への血流がよくなって血圧が上がり、脳への血流を改善させる効果が期待できます。

3. 保冷剤やペットボトルなどにタオルやハンカチを巻いて、体を冷やしましょう。体表近くを走る静脈の通る首筋やわきの下などを冷やすのが効果的です。

4. 水分補給を行いましょう。スポーツドリンクや0.1〜0.2%の濃度の食塩水(1リットルの水に対して1〜2gの食塩を加えたもの)などを自分で飲んでもらい、体内から失われた水分・塩分を補います。自分でうまく飲めない場合や、嘔吐や吐き気などがあって水分補給に適さない場合は、医療機関を受診しましょう。

熱中症の症状 2.熱けいれん

猛暑

 熱けいれんも熱中症の症状の一つです。たくさん汗をかいたのち、水分のみを補給し、塩分が補給されなかった場合に、手足に熱けいれんが引き起こされることがあります。

 筋肉が硬くなったり、痛みを伴ったり、筋肉痛の症状が見られたりすることもあります。全身のけいれんとは異なり、部分的に生じるのが特徴です。

 熱けいれんの対処法としても、まずは意識の確認から始めます。意識がはっきりせず、朦朧としている場合はすぐに医療機関へ。意識がはっきりしている場合は、次のような対処法を行いましょう。

1 スポーツドリンクや0.1〜0.2%の濃度の食塩水(1リットルの水に対して1〜2gの食塩を加えたもの)を補給しましょう。塩分補給には、塩分を含む飴・タブレットや梅干しなどもおすすめです。

2 ゆったりした姿勢で安静にして、体をあおいでもらったり、クーラーなどで環境温を下げたりしてください。これらの対処法により改善されることがほとんどですが、熱けいれんの症状がひどい場合は、医療機関を受診して、点滴などで塩分の補給を行う必要があります。

関連リンク

読まれている記事

Copyright (C) 日本気象協会 All Rights Reserved.

ページトップに戻る