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ジェーン・バーキン、娘が最後のメッセージ「たくさんの冒険をありがとう」 亡がらは長女と同じモンパルナス墓地へ(1/2 ページ)

葬儀には大勢が駆け付けました。

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 現地時間7月16日に亡くなった英仏のアーティスト、ジェーン・バーキンの葬儀が24日10時に執り行われました。葬儀ではジェーンの娘たちが涙ながらに母へのお別れの言葉を述べ、娘の1人で俳優・歌手であるルー・ドワイヨンは26日、あらためて母への言葉をInstagramへ投稿しました。

ジェーン・バーキンとルー・ドワイヨン
ジェーンらしい自由を感じる写真(画像はルー・ドワイヨンのInstagramから)

 ルーは、ジェーンが背後から手を取り空に向かって羽ばたくように広げたモノクロの写真を投稿。そして「ジェーン・バーキンと『マイ・ボニー(※スコットランド民謡)』が日曜日から頭の中でループしてる。あなたのベッドの側で、赤いリボンにくるまれたジャックのラブレターを見つけたよ。私の隣には“私のルー歩哨”と書かれたあなたのメモ書きがある」と自身の状況を描写しました。なお、ジャックはルーの父親ジャック・ドワイヨンのことで、ジェーンが「最後の恋」と述べた相手です。

 続けてルーは、「自分よりも、ときには私たちよりも、みんなを優先したあなた。何よりも、何よりも、観客を優先したあなた。オリヴィエに電話してオランピア劇場の日程を聞いたあなた」と最後までステージに立つため気力を振り絞ろうとしていたジェーンの姿をつづり、「シャルロットとローマンが昨日いて、私たち、最後にもう一度あなたの側にいたんだ」と異父姉のシャルロット・ゲンズブールと、異父姉の故ケイト・バリーの息子でジェーンの孫であるローマン・ド・ケルマデックとともに、25日を過ごしたことを伝えています。

 さらに「ママン、たくさんの冒険をありがとう。平凡で、合理的で、従順ではいてくれなかったこと、ありがとう。明日からの穏やかで理性的な世界にはもううんざり……」と感謝と悲しみをつづり、「今日、あなたのラザロは1歳になったよ」とルーの次男でジェーンの孫にあたるラザロについても言及しました。

 ルーは他にもジェーンと娘であるケイト、シャルロットも写った4ショットと、ラザロの写真も投稿しています。

ジェーン・バーキンの葬儀を終え娘たちがお別れのメッセージ
3人の娘とジェーン(画像はルー・ドワイヨンのInstagramから)

 ジェーンの葬儀は、パリ1区のサントノレ通りにあるサン・ロック教会で執り行われ、家族と友人のみが参列。友人としてカトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアール、ヴァネッサ・パラディといった多くの著名人も参列した他、パリの街角には巨大スクリーンが設置され、多くのファンが葬儀の様子を見るために押し寄せました。

 シャルロットとルーの2人は葬儀でジェーンのひつぎを担ぎ、涙ながらに弔辞を述べました。Instagramへ投稿されたルーの言葉はこれを一部引用したものです。

 シャルロットはこの弔辞で、「私は自分がみなしごだと気付く。彼女がいなくて苦しむ皆さんの魂が見える。もうすでに彼女が残していくむなしさがみえる。彼女は私のママン。私たちのママン」と声を詰まらせながらその心情を述べています。

 ジェーンの亡がらは2013年に亡くなった長女のケイトや1991年に亡くなった元パートナーのセルジュ・ゲンズブールが眠る、パリ14区にあるモンパルナス墓地へ埋葬されました。

ジェーン・バーキン葬儀にはたくさんのファンが集まった
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