輸送トラックに野鳥が巣を作ってしまい、レース前日まで巣立ちを見守り続けたというレーシングチームの対応が、X(Twitter)で注目を集めていました。やさしい世界だ……!
野鳥の巣立ちを見守ったのは、レーシングチーム「グッドスマイルレーシング」で、公式アカウントによると巣作りが確認されたのは6月28日ごろ。トランスポーターのドライバーから「事件です!」と連絡があり、フロントグリルの中で野鳥が巣を作っていることがわかったと、公式アカウントのスタッフの1人である江藤(え)さんが報告しました。
巣の発見時、親鳥は不在だったそうですが、前日にそれらしき鳥の姿が確認されていたようです。日本では野鳥を保護するためにさまざまなルールが設けられており、どのように対処するのかに注目が集まっていました。
それから1カ月と少しがたった8月4日に「鳥の巣が出来てたの覚えてますか?」と更新された公式アカウントで、ヒナたちの「巣立ち」が伝えられました。
グッドスマイルレーシングは「市役所と相談した結果、ギリギリまで見守っていたのですが、無事にレース前に巣立っていきました」と報告。チームは野鳥の親子が無事に巣立つまで見届けることを選択したようです。
この報告に対して、ファンからは「無事に巣立って良かった」「これは吉兆」「これはGSRの飛躍が約束されたな?」「スケジュール管理が出来ているトリさんですわね」といった反応が寄せられていました。
グッドスマイルレーシングは「SUPER GT」のGT300クラスに参戦中。巣立ちの報告が行われた日の翌日となる8月5日は第4戦・富士スピードウェイが開幕するというギリギリのタイミングでした。
なお5日に行われた予選の結果は、4号車GSRは見事1位通過を果たして、6日に行われる決勝戦のポールポジションを獲得しました。
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