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青森ねぶた祭での暴力動画が拡散 団体「来年度の参加自粛」を発表 「注意や指導しづらい雰囲気」原因か(1/2 ページ)

「当会議所の運行を見直す時間に当てたい」としています。

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 8月2日〜8月7日に開催された「青森ねぶた祭」内での運行支援スタッフによる暴力行為を受け、公益社団法人 青森青年会議所が2024年度の青森ねぶた祭への参加を自粛すると発表しました。「当会議所の運行を見直す時間に当てたい」としています。

 青森青年会議所は8月18日、「8月6日のねぶた運行中に、運行支援担当2名が曳手6名に対して、うちわ及び平手で殴打した事象について、殴打という許されない行為を行い、ねぶた祭の尊厳を傷つける行為を行なってしまったことについて深くお詫び申し上げます」と、あらためて謝罪のうえ、対応と再発防止策を発表しました。

 暴力行為をした会員1名(38歳/男性)については、8月18日開催の臨時総会で定款に基づき除名処分。同じく、暴力行為をしたボランティアスタッフ1名(44歳/男性)とともに、今後の当会議所の活動への一切の関係を断つとしています。

 再発防止策として、「悪質な暴力行為であるとともに、著しくコンプライアンス意識が欠如していた」との認識を示し、パワハラ防止研修やコンプライアンス研修など、コンプライアンス指導を徹底するということです。

 また、「管理や指導が十分に行き届いていなかった」「一部の会員に対して、注意や指導を行いづらい雰囲気が形成され、管理責任者による管理が十分になされてなかった」として、組織としての管理体制を明確にし、違反行為者には毅然とした対応を取るなど、組織としての健全な管理体制の徹底を図るとしました。

 SNS上では7日ごろから、青森ねぶた祭で運行支援担当者が、曳手をうちわ・平手で殴打する動画が拡散していました。青森青年会議所は8日、動画拡散を受けて謝罪。該当行為は6日運行中に、該当行為は運行支援担当2人(会員1人、ボランティアスタッフ1人)が、ねぶたが障害物にぶつかったことから、曳手6人(会員1人、ボランティアスタッフ5人)の気合いを入れ直す気持ちでしたとのことです。

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