米YouTuberが、腕に取り付けた外骨格ロボットを使ってプロアームレスラーや街行く大男たちにアームレスリングの戦いを挑む動画がYouTubeで300万回以上再生されています。
投稿者のアレン・パンさんは、かねてアームレスリングのチャンピオンになりたいと思っていたものの、「僕はオタクだし肩は麺のように軟弱なのでいつも負けちゃうんです」と動画で明かしています。そこでアレンさんは自作で腕に取り付ける外骨格ロボットを開発しました。
その実力を試すためにアレンさんはアームレスリングのチャンピオンであるトニー・トムリソンさんに対戦してもらい、テストすることにしました。トニーさんは体重が350ポンド(約159キログラム)もあり、筋肉隆々の腕をしています。
ところがなんと、“麺のような肩”を持つアレンさんは外骨格ロボットの力によってトニーさんを負かすことができたのです。トニーさんのお墨付きをもらったことで今度は人通りが多いビーチへと向かい、道行く人たちと対決することにしました。
ルールはシンプルで、もしアレンさんを負かすことができたら100ドル(約1万4600円)がもらえることになります。そこでアレンさんはいかにも腕っぷしの強そうな男性と対戦することになりました。初めは接戦のように見えましたが、アレンさんがモーター作動のボタンを押した途端、機械音とともに男性の腕を押し倒して見事に負かしてしまいました。
次に上半身筋肉隆々の男性がアレンさんに挑みます。男性はアレンさんの外骨格ロボットをもう少しで倒しそうになるのですが、アレンさんがモーター作動のボタンを押した途端、一気に逆転負けしてしまいました。そして最後の挑戦者は太い腕にドクロのタトゥーを入れた見るからに強そうな男性です。
男性の腕はアレンさんの外骨格ロボットによって今にも倒されそうになり今度もアレンさんの勝利かと思われました。しかし、なんとこの男性は渾身の力で押し戻し、最後にアレンさんの腕は外骨格ロボットから外れてしまい、そのまま男性の勝利となりました。何度も対戦したことで外骨格ロボットに何らかの劣化が生じたのかもしれませんね。
この勝負、人間がロボットに勝利した形で終わりましたが、動画は多くの人の目を楽しませてくれたようです。アレンさんのYouTubeチャンネルには、他にもヘビが4本脚で歩ける4脚ロボットやレーザーで蚊を退治するマシンなど、目を見張るようなマシンの動画が投稿されています。
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