花火大会へ向かう途中、痩せた子猫が必死にしがみついてきて……　イベントを中止して緊急保護した一家に感謝の声

投稿者さん一家の一生懸命な優しさに感動。

　花火大会に行く途中に出会った子猫を保護した動画がYouTubeで紹介されています。動画は、記事執筆時点で51万回以上の再生数を突破、「素敵な優しいご家族」「尊き命を救って頂きありがとうございます」と感謝の声が多く届いています。

【緊急保護】必死に助けを求めてくる子猫がしがみ付いて離れない理由は…

　ある日、投稿者さん家族が近所の花火大会に向かっていたときのこと。駐車場から花火会場まで歩いていると、どこからやってきたのか、ガリガリに痩せたキジトラ柄の子猫が寄ってきました。小さな声で鳴きながら必死に付いてくる子猫。家族が足を止めれば子猫もピタッと止まり、人なつっこくすり寄ってきます。

一生懸命ついてくる子猫

花火大会は諦めます

　子猫と出会ったのは車通りが多く危険な場所。車が来たときには抱き上げて安全なところに移動していましたが、ひとまず安全な車内に向かいます。さらに子猫はお腹が空いていそうだったため、投稿者さんは近くのコンビニへ子猫のごはんを買いに行きました。

安全な車内でお遊び中

　早速ごはんをあげると、ものすごい勢いで食べ始めた子猫。お腹が空いていて、投稿者さん一家に助けを求めていたのかもしれません。子猫がおいしそうにごはんを食べている姿を見て、投稿者さん一家は一安心しました。

　この時点で、子どもたちが楽しみにしていたお祭りと花火大会はとっくに終わっていましたが、誰も文句を言わなかったといいます。その後、子猫はお腹が満たされて安心したのか、ママさんにべったりと寄り添い眠ってしまいました。まだ赤ちゃんなんだよね……。

お腹空いてたんだね

安心したのか寝ちゃいました……天使

　投稿者さんは、近くに子猫の親猫やきょうだい、飼い主さんがいるかもしれないので、しばらく近隣の人に事情を聞いて回りました。しかし、いろいろな人に聞いても、「この辺では猫ちゃんを見たことがない」「鳴き声すら聞いたことない」という返答ばかり……。そこで、投稿主さんは子猫を一旦保護することにしました。

お家に帰ってからもごはんをもりもり

　投稿者さん宅には、先住猫の「ろい」くんと「くるみ」ちゃんがいるため、子猫は病気やメンタル面を考慮して別の部屋で過ごしてもらうことに。あまっていた子猫用ごはんと、カリカリをふやかしたものを混ぜてあげてみると、子猫はちょっぴり周りを警戒しつつも、先ほどのようにもりもりと食べます。ごはんを食べたあと、子猫はお部屋の中を大冒険。ピョンピョンと跳ねまわり、無邪気に遊ぶ様子を見せてくれました。

　その後、子猫の性別は女の子だということが判明。やんちゃで甘えん坊な性格だということも分かりました。投稿者さんは、子猫に「ちび」ちゃんという仮の名前をつけ、次の日も予定を変更して、近隣調査をすることにしたそうです。楽しいイベントを中止して子猫を救ってくれた投稿者さん家族の優しさには、本当に頭が上がりませんね。

おいちいね……！

　現段階で投稿主さんは、“ちびちゃんの親猫や飼い主さんが見つかれば返すか、すでに家猫が2匹いるため里親を探す、もしくは覚悟を決めて迎え入れる”という3パターンで考えているとのこと。そしてちびちゃんを保護して2日目の動画では、「しっかり責任を持ってお世話しますので、ご心配なさらず見守ってください」とも話しています。

　お家でのびのびと過ごすちびちゃんの様子は、投稿者さんのYouTubeチャンネル「ろいくるの日常」にて公開中。先住猫のろいくんとくるみちゃんの日常も見られますよ。